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2024年8月14日水曜日

船橋海老川の巨大魚 ~ エビッシー


■船橋海老川の巨大魚 ~ エビッシー

今回はエビッシー (Ebissie / River Ebi monster)、日本のリバーモンスターです。

千葉県船橋市を流れる二級河川、全長7.5キロメートルほどの海老川 (えびがわ, Ebi-gawa / River Ebi) で目撃されたことからこの名で呼ばれます。

ちなみに海老川はかつてテナガエビ (Macrobrachium nipponense) が彷彿棲息していたことに由来するようで現在でもアシハラガニ、モクズガニ、アメリカザリガニ等の甲殻類が棲息しているようです。

さてエビッシー、命名したのは日本を代表する著名なオカルト研究家の山口敏太郎 (やまぐち びんたろう) さん、2015年のインタビューでインタビュアーから「船橋にオカルト的な存在はあるか?」との質問を受け、さらっと返していたものです。

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- インタビュアー

「御社の中沢健さんが、松戸市のUMA『マツドドン』を撮影されました。松戸がちょっとうらやましいのですが、船橋にもそんなオカルトな存在はいませんか?」

- 山口敏太郎さん

「船橋の海老川に巨大魚がいるという話を聞きました。『えびっしー』と、ぼくは勝手に名付けています。」

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詳細は全く不明のUMA,分かっているのは「巨大魚」もしくは「水棲の生物」ということだけ、あまりに情報が少ないとあれこれ想像をめぐらすこともでき、たまには逆にこういうのもいいですね。

さてこの海老川にはどんな魚類が棲息しているのでしょう?

「船橋市公式ホームページ」の「船橋市都市計画マスタープラン (案) に対する意見募集 (パブリック・コメント) の結果について」を参照させていただいたところ海老川水系では「コイ、フナ、ブラックバス、ブルーギル、ドジョウ、クチボソ、ボラ、ウナギ、ナマズ、アユ、ソウギョ、ライギョ」が棲息しているとのこと。

ここで目を引くのはやはりソウギョ (Ctenopharyngodon idellus) でしょう。

ソウギョはアオウオ (Mylopharyngodon piceus)、コクレン (Hypophthalmichthys nobilis)、ハクレン (Hypophthalmichthys molitrix) と共に「四大家魚 (よんだいかぎょ)」と呼ばれるコイ科の魚のひとつで四大家魚はすべて中国が原産です。

ソウギョは最大2メートルに成長するといわれまさに巨魚、実際に2メートルのアオウオの写真は見たことがありませんが、世界各地で大物が釣れておりかなり大きく (重く) なることは確かです。

(42.2キロの巨大ソウギョ)
(image credit by The ADVOCATE)

伸びすぎた水草の駆除として世界中各地に導入されているソウギョですが2024年3月11日、アメリカ、ルイジアナ州のコンコーディア湖 (Lake Concordia )で捕獲されたソウギョは体長49.5インチ (約126センチ)、重さ93ポンド (42.2キログラム) と信じられないほどの重さでした。

日本の河川、特に海老川のようなそれほど大きくない川ではそこまで大きく成長するのは難しいと思われるものの、ソウギョは巨魚としてのポテンシャルは高くエビッシーの正体として筆頭候補でしょう。

他にライギョも棲息しているとのことで特にそれがライギョの最大種のカムルチー (Channa argus) であれば最大1.5メートル弱という記録があるだけに次点候補にしておきましょう。(通常は最大1メートル程度)

ちなみに同じく日本のリバーモンスター、江戸川のエディ (Eddie) も四大家魚がその正体であり、江戸川に生息するアオウオに付けられたニックネームです。

また、高浪の池の巨魚ナミタロウ (Namitaro) もソウギョの可能性があるといわれています。

(参照サイト)
3分休憩 さん

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