■ヒマラヤにはイエティだけでなく巨大なドラゴンも棲息しているらしい ~ ネパール・ドラゴン
今回はネパール・ドラゴン (Nepalese Dragon)
ネパールのUMAはあまり耳に届きませんね、ネパール固有のUMAとはいえませんが、UMAの代表格のひとつ、イエティはネパールも跨るヒマラヤ山脈のUMAであり、実際にはたくさん民間伝承とかあると思うのですけどね。
当ブログでもジャイアント・グーンチやネパール・キノボリグマ程度でしかネパールが登場していません。
さてネパール・ドラゴンを見ていきましょう。
ドラゴンと名が付くものは爬虫類の中でもトカゲであることが多く、UMAであれば未知のオオトカゲであると推測されます。
みなさんもおそらくそう思ったことでしょう。
が、実はちょっと予想とは違うのがネパール・ドラゴンなのです。
目撃されたのは1980年、インド人宣教師、レシャム・パウダル (Resham Poudal) 氏とその一行です。
彼らがヒマラヤのジャングルを進んでいたところ、彼らの進路を妨げる巨大な倒木が道を塞いでいます。
直径は6.5フィート (約2メートル) もあり、乗り越えるにはあまりに高すぎます。
倒木を迂回せざるを得ません。
苔でも生えているのか緑がかったその茶色の倒木を迂回しようとしたその時です。
倒木が動いたのです。
よく見るとその「倒木」の先端には無機質な目とそして巨大な口がありました。
倒木と思っていた「それ」は巨大な爬虫類だったのです。
木の幹に見えていたのは鱗であり、完璧な「倒木」の擬態であったといいます。
大きく広げた口は背の高い人間でも立ったまま入れるほどもありました。
宣教師の証言によれば「少なくとも」体長は42フィート (約13メートル)、奇妙なのは頭部こそ巨大なワニ似ているものの、その巨大な体に四肢が無かったことです。
いわば大蛇の頭部をワニに挿げ替えたような姿をしていたのです。
「ドラゴン」の名に反し、トカゲ的な特徴はあまりなく、むしろヘビに近い生物でした。
おそらくその巨体のため敏捷性に劣り待ち伏せ型の生物に進化したのでしょう。
地元民たちの話によれば、ネパール・ドラゴンは地元民でもめったに目にすることのない生物であり、擬態に気付かず不用意に近づいた水牛はそのままネパール・ドラゴンの鋭い歯に瞬く間に捕らえられてしまうといいます。
あまりに独特過ぎる風貌であるため、大きさをもう少し小さくしたとしても残念ながら既知種の候補を挙げることが出来ません。
未確認動物学者カール・シューカー博士はネパール・ドラゴンをおそらく爬虫類であることは確実とし、それが巨大なヘビであるか、巨大なアシナシトカゲを候補としながら、そのヘビとは思えない頭部の特徴から現時点では確認されていない爬虫類の形態、四肢を退化させた巨大なワニを提唱しています。
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