■エンケラドゥスに地球外生命体が存在する可能性が高まる
かねてより生命の存在が期待されていた土星の第二衛星、エンケラドゥス (Enceladus) に、生命が存在する可能性がさらに高まりました。
地球上ではアミノ酸の生成にも関与する、窒素を含むアミン・酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物が見つかったからだといいます。
エンケラドゥスは表面が分厚い氷で覆われていますが、その下には海が広がり、その海底には熱水噴出孔があると考えられています。
その熱水噴出孔のもたらすエネルギーによって上記アミノ酸が生成されている可能性があり、もしそうであればエンケラドゥスの環境は生命の存在に適している可能性がさらに高まるとのことです。
地球上でも、エンケラドゥスの氷の下に似た環境、つまり深海の熱水噴出孔にメタノサーモコッカス・ オキナウェンシス (Methanothermococcus okinawensis) という微生物が生息しているので、エンケラドゥスにもし生命体が存在するとすれば、これと似たような微生物かもしれないといわれています。
夢のある話がまた一歩進んだという感じですね。
(参照サイト)
sorae 宇宙へのポータルサイト
WIRED
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