※動画が一時的に削除されてしまったのか、今現在見つからないので画像だけでお楽しみください。
リバプールからウェールズのモーファ・バイチャン (Morfa Bychan) にあるヘイブン・グリーンエイカーズ・ホリデー・パーク (Haven Greenacres Holiday Park) に遊びに来ていたクリントワース (Clintworth) 御一行様。
「事件」はパーク内のグウィネズ・ビーチ (Gwynedd Beach) で、お母さんのデビー (Debbie) さんが、5歳の息子、ジョセフ (Joseph) 君が砂浜を無邪気に駆け回る姿を撮影しているときに起きていました。
「いました」?
というのも、撮影時には、撮影していたデビーさんもジョセフ君も、その場にいた旦那さんのスティーブン (Stephen) さん、そしてスティーブさんの父親、だーれも気付かなかったからです。
ジョセフ君がカメラに向かって走り寄ってきて、止まったその瞬間、ジョセフ君に反応するかのように向かって右側の地中の盛り上がりがクイッと右側に傾きます。
大きさはどれぐらいでしょう、高さ10センチぐらいといったところでしょうか?
先端は尖っているというほどではありませんが、「頭部」は先細りの円錐形で、両腕 (両肩) らしき形状のものが「頭部」の付け根にあります。
肩より上を出してお風呂に浸かっているようなシルエット、といえば分かりやすいでしょうか。
デビーさんがインスタグラムにアップした際に友人に指摘され、「怪物」の存在に気付き、いくら考えても正体がなんなのかさっぱり分からなかったため、撮影された地、モーファ・バイチャンにちなみモーファ・モンスター (Morfa Monster) と名付けました。
(image credit by Debbie Clintworth)
半ば砂に埋まり、頭?らしきものだけが飛び出ているような風情、そのシルエットはスポンジボブの相棒、ヒトデのパトリックが砂に埋まっているかのようです。
自分たちの力で正体を突き止めるのはもう無理と、SNSでその正体を尋ねてみたところ、日本もイギリスもそこは同じ、ただの大喜利状態となり悪ふざけのコメントで溢れまったく埒があきません。
そこでこの「生物」の鑑定を頼まれたのがアングルシー水族館 (Anglesey Sea Zoo) の所有者兼館長でもあり、海洋生物に精通しているフランキー・ホブロ (Frankie Hobro) さんです。
彼女は「解像度が低すぎて完全に特定するのは不可能」と前置きしながらも2つの「可能性」を示唆してくれました。
「まずひとつめですが、海鳥が首を振ったところ、という可能性が考えられます、しかしサイズ的にそれはあり得そうにもありません。
もうひとつの可能性はゴカイ類のキャスト (山積みになった糞) です、引き潮の際、ロックプール (岩間の水たまり) や一時的にできた砂浜の小川の近くにはそういったものを目にすることがあります。
キャストは円錐形になって黒っぽっくなる傾向がありますが、それは砂が濡れているせいです。
キャスト内にはカニが埋まった状態になっている場合があり、その中でカニが動くことによりキャストが崩れ動いてみえるというわけです」
ゴカイ類は地中に「マイホーム」を掘り生息していますが、出入り口付近をトイレとし、そこに糞を積み重ねていくため、それが溜まると自ずと円錐形となります。
ホブロ館長の説明に納得できましたか?ぼくはまったく。(笑)
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿