(image credit by The Sun / Arek Chytros)
■ウィンブルドン・パーク湖の怪物
テニスの4大大会のひとつ、ウィンブルドン選手権で知られるイギリス、ロンドン南西部に位置するウィンブルドン。
テニスコート会場と接するウィンブルドン・パーク (Wimbledon Park) にはウィンブルドン・パーク湖 (Wimbledon Park Lake) という湖があります。
Wikipediaによれば、公園自体の大きさは27ヘクタールほど (東京ドーム6個弱)、ふつうの公園としては大きいですが、それほどバカ広いわけではありません。
もしかすると湖の表面積は公園のそれに含んでいないのかもしれませんが、それでもその中にあるウィンブルドン・パーク湖ですから、対岸が見えない海のように広い湖ではありません。
都心からも近く、スポーツやレジャーで賑わうこんな明るい喧噪で包まれた地に、もっとも似つかわしくない「もの」が現れました、ネッシー (Nessie / Loch Ness Monster) です。
ある日、建設現場の責任者であるアレク・キトロス (Arek Chytros) 氏が湖に沿って散歩を楽しんでいた時、この光景に出くわしたといいます。
ネッシーはご存じの通り、同じイギリスとはいえスコットランドのUMA、こちらはイングランドです。
スコットランドではゲール語で湖や入り江のことをロッホ (Loch) ということから、ネス湖は「レイク・ネス」ではなく「ロッホ・ネス」と呼ばれ、また、そのネス湖で目撃される「怪物」であることからネッシーは通常「ロッホ・ネス・モンスター (ネス湖の怪獣/怪物)」と呼ばれます。
この写真に写っているものがたとえ生物だとしても、ネス湖からはるばる1,000キロ近く離れているウインブルドンまで旅してきたとは考えにくく、少なくともネッシーとは別の生物と考えていいでしょう。
というわけで、こちらはウィンブルドン・パーク・レイク・モンスター (Wimbledon Park Lake Monster) と、呼びたいですが、長いので以下はWALモンスターと呼びます。
この記事を取り上げたザ・サン紙でも指摘されていますが、WALモンスターの撮影されたシルエットはあの「外科医の写真」を彷彿させます。
(通称「外科医の写真」)
このWALモンスターのシルエットをネッシーのような「未知の怪物」として考える場合、長い首を水面からもたげ、背中の一部と思われるものが見えた状態、つまり画面に向かって右側を向いているもしくは右側に進行している、と見ることができます。
また、こういった首の長い未知生物写真の正体を「既知の生物」として考えるものに「水中に入ったゾウが長い鼻をもたげたところ」「尾の長い野生動物が、水中にもぐりこんだ瞬間」「人間がクロールで泳いでいる一コマ」等がよくいわれます。
いやいや「未知の生物」や「既知生物」の誤認などではなく、単に流木等の「無生物」が偶然そのように写っただけ、という解釈もあります。
WALモンスターが写っているのは動画ではなく1枚のスナップ写真のみ、そのため動いているのかどうかもわかりません、が、WALモンスター周囲には波ひとつたっておらず、湖面は至って穏やかです。
つまり「ゾウが鼻をもたげた瞬間」であったり「遊泳中の人間」であれば周囲に水しぶきや波が立っているはずで、そのような「動き」をこの画像から受け取ることはできません。
また、動きは感じられないものの、ゆっくりながら進行している可能性はあります。
ですが、画面では軌跡も確認できないことから、動いているにしてもかなりゆっくり、水鳥がゆったりと浮かんでいるような状態と大差なさそうに見えます。
このことからWALモンスターの正体は、「外科医の写真」のようなシルエットの流木やゴミ等の可能性が高そうです。
(参照サイト)
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