単独の花としては世界最大を誇ることで知られるラフレシア。
直径2メートルに成長などと書かれているものもありますが、現実的には1メートル前後で、公式での最大記録は2017年に発見されたラフレシア・トゥアン・ムデ (Rafflesia tuan-mudae) の直径107センチメートルだそう。
ラフレシアといえばラフレシア・アーノルディ (ラフレシア・アルノルディイ, Rafflesia arnoldii) が有名ですが、ラフレシア・トゥアン・ムデはこれの亜種とする説もあります。
さて、今回発見されたのはインドネシア、西スマトラ州の自然保護区内の森の中。
(ラフレシア・トゥアン・ムデ)
(image credit by Sumatra Barat Nature Conservation Agency)
今回もラフレシア・トゥアン・ムデで、直径111センチ (※1) と今までの自身 (トゥアン・ムデ) の記録を更新しました。
(※1) Daily Mail紙は46インチ (約117センチ) と記載あり
開花している期間は数日からせいぜい1週間程度、森の中で人知れず開花し朽ち果てるラフレシアは発見されること自体が稀であり、サンプル数が少なさから、これからもラフレシアの最大記録は更新されていく可能性大です。
ラフレシアの花びらは肉厚で、毒々しいほど鮮やかな赤で染まり、隆起した薄黄色の斑点で覆われます。
その見た目に違 (たが) わずラフレシアは花粉媒介者の昆虫を誘引するため強烈な死臭を放つことで有名ですが、R.トゥアン・ムデはラフレシアの中では比較的マイルドなほうだといいます。
まるで地面から直接生えているかのように見えるのは、この大きさにして寄生植物であるからで、茎も葉もなく、寄生した植物の茎から栄養を吸い取り花だけが成長します。
ラフレシアの詳細についてはラフレシア・アーノルディの記事をどうぞ。
(参照サイト)
ABS CBN NEWS
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