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2025年4月2日水曜日

軍の遺伝子実験で誕生した ~ ビリワック・モンスター (ヒツジ男・ヤギ男)


■軍の遺伝子実験で誕生した ~ ビリワック・モンスター (ヒツジ男・ヤギ男)

さて今回はヒツジ男 (ヤギ男) の第3弾、ビリワック・モンスター (Billiwack monster) です。

ヒツジ男 (実際にアメリカでは「ゴートマン」、つまり「ヤギ男」と呼ばれています) にも種類がおり、以前に紹介したレイク・ワース・モンスターはテキサス州、ポープ・リック・モンスターはケンタッキー州で、今回のビリワック・モンスターはカリフォルニア州のUMAです。

ビリワック・モンスターはアメリカ、カリフォルニア州のサンタ・ポーラ (Santa Paula) で目撃されるヒツジ男で、この地にかつてあった酪農工場、ビリワック・デリー社 (Billiwack Dairy) にその名は由来します。

その名の通り、ヒツジ (もしくはヤギ) と人間のハイブリッド系ヒューマノイドで、頭部はヒツジに似ており首から下は筋肉質の人間、但しその体は羊毛で覆われています。

他のヒツジ男がそうであるように、ビリワック・モンスターも人間に対し敵対的な行動をとり、地元のサンタ・ポーラ高校の生徒は大きな被害を被ったといわれています。

巨大な棍棒のようなものを常に持ち歩き、遭遇でもしようものなら誰彼構わず執拗に追いかけてきます。

生徒たちの乗る車に大きな石 (50ポンド = 約22キロ) を投げつける、生徒たちの車のボンネットに飛び乗りべこべこに凹ます、等々。

ビリワック・モンスターによる死者は出ていないもののけが人は複数人出ているといわれています。

ところで、サンタ・ポーラで目撃されるなら「サンタ・ポーラ・モンスター」でいいじゃん、と思うでしょう、しかしこのモンスターがビリワックの名を冠するのにはちゃんと理由があるのです。

まず、そもそも前出のビリワック・デリーなる酪農工場は実在したのか?という点ですが、これは完全に実在しており、当時の最先端技術を取り入れた酪農施設だったようです。

20世紀初頭 (1920年代?) に建設され、オーガスト・ルーベル (August Rubel) なる人物により経営されていましたが、暫くしてビリワック・デリーは廃業。

ここからがアメリカ人の陰謀論者垂涎 (すいぜん) の展開で、ビリワック・デリーは倒産したのではなく用途変更した可能性が示唆されています。

なんでもルーベル氏は現在アメリカの諜報機関として有名なCIA (中央情報局, Central Intelligence Agency) の前身となるOSS (戦略情報局, Office of Strategic Services) に関連する人物だったというのです。

OSSは諜報活動にとどまらず、国際的に違法で非人道的な実験にも関与していたともいわれ、その隠れ蓑のひとつとして酪農施設であったビリワック・デリーに目をつけたのです。

OSSは施設内を改造し、秘密裏に非人道的な人間をも使った遺伝子実験に明け暮れていました。

そしてその実験により誕生したのが今回の主役、ヒツジ男ことビリワック・モンスターというわけです。

どんな目的でどんな実験をするとヒツジと人間のハイブリッドが出来上がってしまうのか笑みがこぼれそうな謎ではありますが、これが意図的か偶発的かは分かりませんが野に放たれてしまったというのです。

ここら辺で話をやめてもいいのですが続けましょう。

実際のところ、ビリワック・デリーの廃業後、OSSにより利用されていたという証拠は見つかっておらず、それどころかルーベル氏ら家族はそのままこの施設内で暮らしていたことが分かっており (ルーベル氏は1940年代に死去)、OSSの関与はかなり怪しいものです。

しかしこれはUMAネタ、陰謀論で締めましょう。

OSSはビリワック・デリー廃業後、この施設を丸ごと買い占めましたが、OSSの実験場であることを周りに悟られたくありません。

そこでOSSはそのままルーベル氏家族を施設に住まわせ、OSSは秘密の実験場であることを決して口外しないよう彼らを脅迫したに違いありません。

そうすることによって元ビリワック・デリーはOSSの完璧な隠れ蓑と化したことでしょう。

これにより、OSSは昼夜問わず、四六時中、秘密裏に禁断の遺伝子実験、いやそれ以上のことをを行っていた、、、かもしれません。








2 件のコメント:

  1. ネタにマジレスですが1920年代〜30年代の技術でこんなの作れるんですかね…?

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    1. コメントありがとうございます。
      そうですね、当時最高の技術を駆使してもふつうに無理な気がしますね。(笑)

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