■テレポートした昆虫 ~ テレポーティング・バグ
今回はUMAとグリッチ・イン・ザ・マトリックスの融合系のお話です。(グリッチ・イン・ザ・マトリックスの詳細についてはこちらをご参照ください)
そしておそらくこのUMAの正体も特定できそうです。
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その日、私はアパートの周りを飛び回る奇妙な動きの昆虫を追いかけていました。
その昆虫は時々止まってホバリングしていましたが、むしろ空中に身動きせず静止して固まっている (宙に浮いている) といったほうが正確な表現かもしれません。
ガールフレンドがやってきて僕が何をしているのか尋ねてきたので『あのへんな虫を殺そうとしてるんだ』と答えました。
ガールフレンドと二人でその昆虫をしばらく見ていましたが、突然その虫は消えてしまいました。
存在しなくなったのです。
ふたりであたりを探しましたが何の痕跡も見つけることはできませんでした。
昆虫はアパートからどこかへテレポートしたと思います!
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彼女と二人で見たと証言しており、おそらく「なにか」を見たことは間違いないでしょう。
この話のグリッチ (バグ) 的な部分は、昆虫が空中に飛翔ではなく「浮いた状態で固定されたことと、「テレポート」して「消失」してしまったことです。
グリッチ・イン・ザ・マトリックスの話で自分以外や特定のものが「静止 (時が止まってしまう)」してしまう、「消失」してしまうといった事象はよく聞きます。
2つの事象が現れている、かつ複数人での目撃、これは信頼しうるグリッチ・イン・ザ・マトリックスの話と捉えて問題なし、、、といいたいところではありますが。
少なくともこの「消失 (テレポート)」に関しては、部屋の中ならまだしも、屋外ですからふつうに考えて見失ったと考えた方が自然です。
昆虫がその場にとどまり続ける方がむしろレアであり、人間が二人もいることから危険を察知して逃げてしまったのでしょう。
問題は「高速飛翔」と「空中での静止 (ホバリング)」
真っ先に思いつくのはハチドリですが、オオスカシバ (Cephonodes hylas) の方がより可能性が高い気がします。
(オオスカシバ)
(originai image credit: Wikicommons)
オオスカシバはスズメガの仲間ですが名前の通り (透かし羽) 羽 (翅) が透明なのが特徴です。
蛾としては大柄で高速で飛翔、ホバリングができるため、知らない人が飛翔している姿を見るとハチドリと勘違いしてしまうことがよくあります。
日本で「ハチドリを見た!」という証言はオオスカシバやホウジャクを間違った可能性が高いと言えます。
ハチドリも羽ばたきが高速すぎて飛翔時の羽はほとんど確認できませんが、オオスカシバの羽は透明であるだけに、その時の明るさ、背景によってはさらに目視するのが困難です。
また飛翔しながら花の蜜を吸うためホバリングを得意としており、ホバリング中の羽が見えにくいことから上記の目撃者のように「空中で静止」しているように見えた可能性があります。
というわけでその生物の姿形については特に言及していないものの、オオスカシバであった可能性は高い気がします。
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