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2025年3月6日木曜日

漁師が地球外生命体を食べたらしい ~ アゾフ・シー・エイリアン


■ロシア人漁師が地球外生命体を食べたらしい ~ アゾフ・シー・エイリアン

2007年6月、黒海の北島に位置するアゾフ海で嵐があった直後、ロストフ地方で100キロ近くの重さもある巨大な生物が捕獲されたといいます。

ロシア人漁師たちは地球外生命体 (宇宙人) を捕獲したと確信し、携帯電話でその生物を撮影しました。

(鳴き叫んでいた宇宙人の映像)
(image credit: pravda.ru)

その生物は捕獲当時まだ生きており、キーキーと鳴き叫んでいたといいます。

しかし初めこそ、その奇妙な姿に恐れを抱いていたものの、漁師たちはこの地球外生命体に危険はないと確信し、殺して食べることにしました。

その思考過程が全く理解できません。

食べた漁師によれば今まで食べたものの中で最も美味であったと感想を述べたといいます。

食後、彼らはUFO研究家やパラノーマル研究家たちを呼び、その正体について尋ねました。

食ってから研究機関に連絡、完全に順番が逆ですが。

(全体像の画像が無いので切り貼りしてモンタージュしてみました)
(image credit: pravda.ru)

パラノーマル研究局の局長、アンドレイ・ゴロドヴォイ (Andrei Gorodovoi) 氏は漁師たちが食べてしまって現物が無いことに大層失望したそうです。

しかし、解像度は低いながらも一応記録を残していたのは不幸中の幸いだったといえるかもしれません。

ゴロドヴォイ氏は「異常な生命体」であることには同意しつつも、漁師たちのいう「地球外生命体」説には同意しませんでした。

「アゾフ海には古来より『人魚』の伝説があり未だその証拠は掴めていませんが、アゾフ海における地球外生命体の存在を否定するわけではありません」

また、ロストフ動物園の広報担当であるアレクサンダー・リプコヴィッチ (Alexander Lipkovich) 氏にこの生物の同定を頼んだところ、

「同園の専門家たちに映像を検証してもらいましたがチョウザメに似ているとの見解でした。非常に興味深い生物ですね。私もこのような魚類を見たことがありません」

超常現象研究家並びに動物園のプロたちも匙を投げたこの「地球外生命体」もどき、果たして正体は一体なんなのか?

ま、超常現象研究家もこの生物を「地球外生命体」だとは思っていないようですし、ロストフ動物園では魚類であることを確信しているようです。

で、実際のところこれはサメかエイの仲間を腹側から見ているのは100%確実です。

(グラウコステガス・セミクルス)
(image credit: Wikicommons)

旧サイトではノコギリエイ目 (Rhinopristiformes) のサカタザメ (Rhinobatos schlegelii) の仲間とだけ書いていたと思いますが、生息域からもう少し絞り、グラウコステガス・セミクルス (Glaucostegus cemiculus / Rhinobatos cemiculus) ではないかと推定します。

グラウコステガス・セミクルスは主に地中海に棲息するミナミサカタザメ属 (Glaucostegu) の仲間ですが、黒海での発見もあり、アゾフ海に入り込む可能性は全然ありえます。

そのシルエットからギターフィッシュとも呼ばれ最大体長2.7メートル、サカタザメの仲間がすべてそうであるように本種も絶滅寸前であり、かなりレアな魚種であることから専門家たちも同定できなかったのかも?、、、しれません。

(参照サイト)
pravda.ru

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1 件のコメント:

  1. 懐かしい!UMAファン時代大好きなネタでした~

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