現世最大の二枚貝は文句なくオオジャコガイ (Tridacna gigas) で、最大クラスになると殻長1.3メートル以上、重さ300キロ以上になるといいます。
絶滅種までその範囲を広めると、これが超でかく、地上で恐竜が跋扈 (ばっこ) していた白亜紀に生息したプラティセラムス・プラティヌス (Platyceramus platinus) が最大となります。
プラティセラムスは通常サイズでも殻長が1メートル以上に成長しますが、最大クラスのものは3メートル以上のものが発見されています。
通常1メートルで最大3メートルと聞くと、ほんとに同じ種なのか疑問が沸きますが、十分成長するとみな2~3メートルになるのかもしれません。
プラティセラムスは大型種を多く含むイノセラムス科 (Inoceramidae) の二枚貝です。
イノセラムスとはギリシャ語で「頑丈な壷 ("strong pot")」を意味し、イノセラムス属はその名の通り分厚い殻を特徴とします。
プラティセラムス属も同じイノセラムス科の二枚貝ですが、こちらは殻が非常に薄いことで知られており、殻長3メートルと巨大といえど重さはオオジャコガイほどにはならなかったかもしれません。
ちなみにプラティセラムスの化石には真珠も含まれていることもあるそうです。
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