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2024年9月24日火曜日

山形に現れたフラットウッズ・モンスター (3メートルの宇宙人)




■山形に現れたフラットウッズ・モンスター (3メートルの宇宙人)

今回はUMAの中でもなかなか突飛なやつです。

東スポWEBさんによると、2018年、山形県米沢市の山中でフラットウッズ・モンスターによく似た生物が20代の男性2人によって目撃されたといいます。

彼らの目撃談を以下に引用させていただきます。

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「ガサッという音がしたから僕と友人が同時にライトを照らしたんです。20~30メートルほど先に、大型バイクぐらいの黒い塊の獣がうずくまっているようでした。

クマだったら最悪だと思って、よく見ようとしたら、その黒い塊の前に、スリムでスラッとしており、長い2本の脚がある人っぽい後ろ姿のシルエットが出現したんです。

全身が黒ずくめの感じでした。そいつが振り向いたら、ソフトボールほどの大きさの2つの目がキラッと光り、その目の位置は高さがゆうに2メートル以上ありました。

僕も友人もあぜんとして、何秒か立ちすくみました。クマやカモシカなんかとは全然違う恐怖を本能的に感じて、友人と同時にダッシュで逃げました。

車に乗り込もうとしたところ、ゆっくりこっちに向かってくるように見えたので、急いで車を発進して逃げました」

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目撃者の話によれば「スレンダーで高身長のヒューマノイド」と「大型バイク大の謎の野獣」がセットで目撃されたことが分かります。

その異なる特徴からその2体の生物はシェイプシフター (自在に姿を変えられる能力をもつ生物) でない限り明らかに別種のように思われます。

(フラットウッズ・モンスター)
(original image credit: Wikicommons)

UMA研究家の山口敏太郎さんはこの生物たちについてコメントを求められ、ヒューマノイドタイプの方を「3メートルの宇宙人」こと「フラットウッズ・モンスター」である可能性があるのではないか、と推測したことから「山形のフラットウッズ・モンスター」と呼ばれます。(フラットウッズ・モンスターの詳細はこちらをどうぞ)

フラットウッズ・モンスターとは、1952年、名前の通り、アメリカ、ウェストバージニア州フラットウッズで目撃されたヒューマノイドタイプの謎の生物です。

UMAというよりもUFO目撃事件と関連付けられエイリアン (異星人) として扱われることが多く、身長が10フィート (約3メートル) あったことから日本では3メートルの宇宙人とも呼ばれるわけです。

また、山口敏太郎さんはヒューマノイドと一緒にいた野獣をエイリアン・アニマル (異星人のペット等) の可能性があると推測しています。

(TOMY「宇宙大作戦チョコベーダー」のバンダイ製ソフビ版)
(25センチぐらいあって結構大きいです)
(「3メートルの宇宙人」)

と完全にエイリアン系の解釈でUMAの出番が無くなってしまったので、一応野生動物の腺も考えてみましょう。

フラットウッズ・モンスターは腕は細いと考えられているものの足は目撃されておらず (プリーツの入ったスカート状のものを履いているため)、また体全体のシルエットは目撃者が言うほど「人っぽい」生物でもありません。

フラットウッズ・モンスターはその異様なフォルムに反し、野生動物を誤認した可能性が示唆されており、その中でも有力視されているのはメンフクロウ (Tyto alba) です。

そういった特徴や経緯を見ていくと、米沢市の生物はいうほとフラットウッズ・モンスターとそっくりなわけではありません。

目撃者が「クマやカモシカなんかとは全然違う」と言っていることから、本来その証言をリスペクトすべきですが、野生動物の誤認を考えた場合はやはりこの2種がもっとも怪しいです。

病気や食事に恵まれないことでスレンダーになったクマは時折目撃され、とくにアメリカではビッグフット騒ぎを引き起こす場合があります。

地上から2メートル超す高さに目が合ったという証言は (痩せた) 背の高いクマであった可能性はあるかと思います。

そしてもうひとつはシカも稀にUMA化します、これも夜限定で、カーメル・エリア・クリーチャーがその好例です。

(カーメル・エリア・クリーチャー)

カーメル・エリア・クリーチャーはオハイオ州のカーメルで目撃されたスレンダーなヒューマノイドタイプのUMAですが、その正体のひとつとして「後肢で立ち上がったオジロジカ (Odocoileus virginianus)」が有力視されています。

カーメル・エリア・クリーチャー以外もスレンダーで背の高いヒューマノイドはこの後肢で立ち上がったシカの誤認が含まれているのではないかと個人的には考えています。

というわけでロマンを台無しにする気は毛頭ありませんが、UMA的に考えてクマとシカの誤認は一応抑えておきたいところです。

(後肢二本で立ち上がったシカ)
(image credit by Wikicommons)

そしてもうひとつヒューマノイドと一緒にいた野獣は?

目撃談によれば「黒い塊の獣がうずくまっているよう」という表現のみで実際に動いているところを目撃したわけではなく、本当に生物であったかは判断できません。

土の盛り上がりやなんらかの瓦礫の山を誤認してしまった可能性があるかもしれません。

というわけで山口敏太郎さんの「山形のフラットウッズ・モンスター」説をリスペクトしながらも、野生動物の誤認説も併せて提唱しておきましょう。

(参照サイト)







2 件のコメント:

  1. 最近日本のUMAが多くて嬉しいです。
    謎のものを謎のもので説明する結果になりますが、山形のフラットウッズモンスターは2体のモスマン説はあるかも知れません。日本はモスマンUMAが何度か目撃されてますし、モスマンは体に翼を巻きつけてたという証言もあるので細く見えることもあるはず。そして、翼竜っぽいと捉えることもできるUMAなので四つん這いにもなれると思うのです

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    1. コメントありがとうございます。
      黒い体と大きな赤い目、だけならフラットウッズ・モンスターよりむしろモスマンの方が似てますよね~
      ちなみに日本のUMA多めにしているのは、日本のUMAリストをなるべく完成させようかな、という目的のためですが、意外と多くて完成できません(笑)

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