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2024年6月11日火曜日

変幻自在、大気中を漂うプラズマ生命体 ~ クリッター (アトモスフェリック・ビースト)


■変幻自在、大気中を漂うプラズマ生命体 ~ クリッター

今回はクリッター (critter)。

フライング・マンタ (エア・マンタ) の記事で触れたため、既に紹介済みと勘違いしていました。

内容は重複する部分もありますがご了承ください。

クリッターとはトレバー・ジェームズ・コンスタブル (Trevor James Constable) 氏が発見した (と主張する) プラズマ生命体です。

日本のUMA本でコンスタブル氏はアマチュア航空史研究家として紹介されており、確かに第二次大戦の空中戦について執筆しているものの内容的には史実に基づいていないフィクション的なものでした。

そのため、本国米国ではコンスタブル氏を航空史研究家とは認識されておらず、一般的にはUFO研究家と認識されています。

コンスタブル氏は1940年代後半にジョン・フィリップ・ベッサー (John Philip Bessor) 氏が提唱したスペース・アニマル仮説 (Space animal hypothesis) と呼ばれる、UFOの正体は地球外生命体の乗り物等ではなく空中を漂う謎の生命体である、という仮説の支持者・継承者です。

コンスタブル氏はUFOの正体を空中 (特に高層大気圏) を漂うアメーバのように形を自在に変える不定形のプラズマ生命体と主張しており、この生命体をクリッターと日本では呼びます。

クリッターという単語は普通名詞でほぼクリーチャー (creature) と同義であり、単に「生物 (生命体)」という意味で、英語圏では「アトモスフェリック・ビースト (Atmospheric Beasts「大気圏の野獣」)」と呼ばれるのが一般的です。

まあ長くて言いづらいのでクリッターと呼びましょう。

クリッターが不定形といいましたが、形だけではなく大きさも自在に変化させることができ、数センチから最大800メートルまで瞬時に大きさを変えられます。

肉眼ではほぼ見るのは不可能であり、紫外線レンズを通す等、クリッターの存在を確かめるには特殊な機材を必要とします。

但し、特定条件下では肉眼視できる場合があり、それがUFOというわけです。

クリッターは不定形であることからUFO以外の現象も説明できる万能の生命体で、1977年9月20日午後1時にソビエト連邦時代に起きた、謎の自然現象、ペトロザヴォーツク現象 (Petrozavodsk phenomenon) もクリッターの仕業と考える人もいます。

またUFOといえばキャトル・ミューティレーション (Cattle mutilation) を思い浮かべる人もいると思います。

キャトル・ミューティレーションとはウシ、ウマ、ヒツジ等、家畜の惨殺事件で、多くの場合、体の一部が切り取られ血が一滴のこらず抜き取られている、というものです。

コンスタブル氏はこのキャトル・ミューティレーション もクリッターで説明できるといい、人類が使い始めたレーダー (電波) がクリッターを刺激することで攻撃的となりキャトル・ミューティレーションが起きると仮説を立てました。

尚、このクリッター、発見者のコンスタブル氏に献名する形で「コンスタブルのアメーバ」を意味するアモエベ・コンスタブレア (Amoebae constablea) という学名を未確認動物学者によって付けられました。

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1 件のコメント:

  1. プラズマ生命体ってなんなんでしょうね。 レッドホットチリペッパーみたいなもんなら想像しやすいけど.なに食ってどう増えるつもりやら?

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