■黄金のケラトサウルスがいるらしい ~ チニ湖の怪獣
今回はチニ湖の怪物 (怪獣) (Chini Lake monster/kaiju)。
チニ湖 (Chini Lake / Tasik Chini) はマレーシアのパハン州ペカン地区にある湖で、表面積は50平方キロメートル強。
北海道網走市にある能取湖 (のとりこ) や北海道根室市にある風蓮湖 (ふうれんこ) を一回り小さくしたぐらいの大きさです。(チニ湖は日本では15位相当)
ちょっと話は逸れますが、UMAに詳しい人ならきっとチニ湖に聞き覚えもあるかもしれません。
メコン川 (Mekong River) に生息する伝説の大蛇、ナーガ (Nāga) はメコン川以外でも目撃され、実は今回話題にしているチニ湖でも目撃されます。
チニ湖で目撃されるナーガはナーガという呼称では呼ばれず、セリ・グムム・ドラゴン (Seri Gumum Dragon) と呼ばれますが、ナーガのマレーシア板の呼び名と思えば分かり易いでしょう。
さて話をチニ湖の怪物に話を戻しましょう。
チニ湖の怪物はレイクモンスターではなく、厳密には「チニ湖周辺で目撃される怪物」で、陸棲のモンスターです。
1953年、チニ湖の近くで鼻先に1本、両目の上方に各1本ずつ、計3本の角を頭部に持つ恐竜に似た生物が目撃されたといいます。
しかも体色がド派手で全身黄金、昆虫ならまだしも、爬虫類でしかも大型ものもがそんな体色をしているとはなかなか想像するのが難しい&信じ難いです。
とはいっても、絶滅種の体色なんてミイラでも見つからない限り今の技術では知りようもないですけどね。
(こちらはカルノタウルス)
(image credit: Wikicommons)
チニ湖の怪獣の正体は、一般的に獣脚類に似ているということから、角の配置等からその体色はどうであれケラトサウルス (Ceratosaurus) 説もあるようです。
まぁケラトサウルス以外も同様の角の配置の獣脚類はいますが、その中では知名度の高いケラトサウルスが候補に挙がったのでしょう。
さて、この黄金のケラトサウルスことチニ湖の怪物ですが、チニ湖の怪物といえば前述のセリ・グムム・ドラゴンしか検索でヒットしません。
黄金のケラトサウルスタイプのチニ湖の怪物は日本のUMA本にだけ登場するということなので、どうやら日本発の捏造性 (?) の高いUMAのようです。
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