■ロシアに巨大ナマケモノが現れた? ~ クラシェニニノの巨大ナマケモノ
巨大ナマケモノ系のUMAはとても多いです。
そのほぼすべては南北アメリカ大陸で目撃されています。
いずれも過去に地上棲の巨大ナマケモノが棲息していた土地であり、ロマンあふれる生存説が目撃情報の源になっているに違いありません。
ところがなんとロシア、シベリア西部のチュメニにあるウポロフスキー地区クラシェニニノ (Krasheninino) で巨大ナマケモノが目撃されたというのです。
時は2017年の秋、匿名の男性がキノコ狩りに森に分け入っていると、木からぶら下がっている巨大な毛むくじゃらの生き物に遭遇したといいます。
身長は約2メートル、現存種のナマケモノをはるかに超える大きさです。
幹にしがみつきながら体をよじるように落ち着きなく動いていたといいます。
「並外れた長い前肢」で木の幹にしがみついており後肢は短かく、そのプロポーションは確かにナマケモノに似ています。
ナマケモノは人間にとって決して恐ろしい生物ではありませんが、そのあまりの大きさに圧倒され腰砕けのように地面に座り込んでしまいました。
恐怖を感じた男性は携帯していたナイフを取り出し身の安全を図り、携帯電話でその生物を撮影することに成功しました。
(撮影に成功した写真、、、)
もっとたくさん撮影しようとしたものの、生物が木から降りてきたため身の危険を感じ撮影するのをやめました。
怪物は木から降りると後肢二本で立ち上がりましたが、やはり樹上にいた時と同様、せわしなく小刻みに動いてたといいます。
と、ここから話は急転直下。
頭部のあるべき場所に突如として穴が開くと、そこから青く輝く光が発せられたかと思うとその生物はそのまま消えてしまったというのです。
男性は恐怖からそのままその場をすぐに離れたといいます。
後日、その森の方から青い光が見えたという報告があったといいます。
、、、
UMAの話かと思いきや、後半はUFO・宇宙人系 (?) の良く訳がわからない展開です。
収拾がつかなくなるので「頭部が陥没して穴が開いて青い光が~」のくだりは取り敢えず置いといて、単純にUMAとして見ていきましょう。
もともとナマケモノが棲息していない地域の上に、哺乳類でありながら変温動物であるナマケモノが厳寒のシベリアに近い森で発見されるということはちょっとあり得ません。
(メガテリウムの全身骨格)
(original image credit: Wikicommons)
ということで少なくとも現生のナマケモノでないことは確かです。
メガテリウム (Megatherium) とか、やはり絶滅した地上棲の巨大ナマケモノがいいでしょう、こちらは現生種と異なり恒温動物だったと考えられていますし。
ただねぇ、その唯一の証拠といわれる「巨大ナマケモノの写真」が一体どこをどう見ればナマケモノになるのか分からないのです。(笑)
仮にこの話が捜索ではなく本当だったとしたらその正体はヒグマである可能性が高そうです。
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この写真では逆立ちの練習するおっさんにしか見えませんもんねぇ……
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