このブログを検索

2024年12月4日水曜日

グレート・ソルト湖の巨大シーモンキー ~ グレート・ブライン・シュリンプ


■グレートソルト湖の巨大シーモンキー ~ グレート・ブライン・シュリンプ

今回はグレート・ソルト湖に棲息する怪物です。

グレート・ソルト湖はアメリカのユタ州にある名前から推測できる通り塩湖です。

平均水深は浅く5メートル程度ですが、南北に細長くその長さは120キロもあります。
この湖は当ブログでも一度登場したことがあります、ノース・ショア・モンスター (オールド・ブリニー) です。

海水の塩分濃度は平均して3.4%程度ですが、グレート・ソルト湖の塩分濃度は海水よりも遥かに高く、5~27%、上記の通り非常に浅い水深のため、旱魃 (かんばつ) 等による水量が変化すると塩分濃度が大きく上下します。

こんな過酷な環境であるため限られた生物しか生息することができません。

なんでUMAなんているはずもなく、、、

と思ってしまいそうですが目撃されているのです。

現在この湖に棲息しているのは強力な塩分濃度に耐性のあるアルテミア (ブライン・シュリンプ)、ミギワバエそして線虫ぐらいしかいません。

時期や場所によっては最高27%にまで跳ね上がる塩分濃度 (死海で33.7%) に耐えられる生物ですからその種類が少ないのは仕方がありません。

さすがに27%の塩分濃度の場所ではアルテミアすら生息できないと思われ、その時期はより塩分濃度の低い場所へ移動すると思われます。

ほとんど天敵もおらず我が世の春を謳歌している (と思われる) 彼らですが、渡り鳥の貴重な栄養源となっているようです。

さて、実質、目に見える大きさの生物はアルテミアとミギワバエしかいないこんな湖に棲息できるUMAなんているのか?

いるのです、それはこの湖に棲息できる数少ないアルテミアの巨大化した生物、グレート・ブライン・シュリンプ (Great Brine Shrimp) です。

ブライン・シュリンプは最高25%の塩分濃度に耐えられる「塩の申し子」でいわゆる日本ではシーモンキーと呼ばれているアイツのことです。

(アルテミア・サリナ)
(image credit: Wikicommons)

シーモンキーはアルテミア・サリナ (Artemia salina) をより大きく・より強く品種改良して作られたアルテミア・ニオス (Artemia NYOS) の商品名です。

ですからシーモンキーと名乗っていいのはアルテミア・ニオスのみ、他の類似商品はほとんどがアルテミア・サリナです。

さてブライン・シュリンプはデカくなれるか?というとアルテミア・ニオス (シーモンキー) は1インチ (約2.5センチ) になるとか言われるものの概ね他のブライン・シュリンプは1センチどまりです。

ただアルテミアではないですが日本でも見られるブライン・シュリンプそっくりのホウネンエビ (Branchinella kugenumaensis) の仲間、ジャイアント・フェアリー・シュリンプ (Branchinecta gigas) は8.6センチ、最大記録18センチ (非公式) と化け物サイズが存在するためポテンシャルはあるかもしれません。

(アノマロカリス)
(image credit: YouTube)

ちなみにグレート・ソルト湖のグレート・ブライン・シュリンプは小型犬ほどもあるといわれ比較的姿の似ているアノマロカリス (Anomalocaris) の生存説を唱える人もいます。

アノマロカリスは古生代カンブリア紀の海に棲息したその時代最大のプレデター (捕食者) のひとつでUMA、スカイフィッシュが脚光を浴びたことにより大きく注目を浴びることになりました。

さすがにアノマロカリス生存説はないと思いますがグレート・フェアリー・シュリンプのようなブライン・シュリンプの未発見の巨大種に期待しましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿