■ムーア湖の怪物 ~ アカク・カガヤク・モノ
アメリカ、コネチカット州のムーア湖 (Moore Lake) で目撃された謎の生物、ムーア湖の「赤く輝くモノ」
ちなみにここは性格には湖ではなくは貯水池 (ムーア貯水池, Moore Reservoir) です。
1968年5月20日、リチャード、シンディ夫妻と、そして彼らの友人のマイケル氏3人でムーア湖に夜釣りに行くことに決めました。
狙いは50センチほどに成長するブラウンブルヘッド (Ameiurus nebulosus) と呼ばれるナマズです。
湖に到着したのは真夜中の午前1時、3人は桟橋に移動し釣りを始めますが1時間ほどで釣果はゼロでした。
午前2時を過ぎたころ、マイケル氏は自分たちから400メートルほど離れた岩棚の近くの水中に「赤く輝くモノ」に気付きました。
奇妙ではあったものの離れていたこともあり、それほど気にもならなかったといいます。
彼らはそのまま光のことは忘れ釣りを続けました。
しかし、次第になにかがおかしい、3人は違和感を感じ始めていました。
そしてその違和感がどこからやってくるのかに気付きました、あまりに静かだったのです。
付近の森から聞こえていた動物やカエルの鳴き声がいつの間にかぴたりと止んでいたのです。
典型的な危険を察知した時の野生動物の振る舞いです。
クマでも出たのでしょうか。
不気味なほど静まり返った真夜中の湖、聞こえてくるのは自分たちがルアーを投げた時のポチャンという着水の音とルアーを巻くギーギーという音だけ。
森の方に気を取られていたものの、そういえばさきほど400メートルほど先に見えていた赤い光がいつの間にか消えていました。
ところがその赤い光は突如彼らの僅か10メートルほど前に現れたのです。
光は2つ、その間隔は60センチほど離れており、水面から30センチほどの高さ、光は決して浮いているのではなく、暗くてはっきりしないものの光と水面の間には何かがありました。
マイケル氏は「目だけを水面から出したアリゲーター」と形容しました。
しかし目と目の間隔が60センチもあるアリゲーターとなるととんでもない大きさです。
マイケル氏とシンディ氏は慌てて車の方へ走り出しましたが、リチャード氏はその光が全く動かなかったので、ただの「モノ」なのではないか?と試しに光の前にルアーを投げてみました。
反応はありません。
やはりただの「モノ」、、、
しかしリチャード氏がルアーを巻くと、「モノ」はルアーを追ってリチャード氏の方向へ凄まじい勢いで向かってきました。
リチャード氏も慌てて二人の後を追って車に逃げ込みました。
車から先ほどまで釣りをしていた桟橋を見てみると赤い光で満たされていたといいます。
3人はそのまま警察へ駆け込み今の出来事を説明しました。
警察も朝になって桟橋を調査しましたが、その「赤く輝くモノ」の痕跡を見つけることはできなかったといいます。
コネチカット州はアメリカワニ (Crocodylus acutus) にしろアメリカアリゲーター (Alligator mississippiensis) にしろワニが棲息するには北方過ぎます。
そうはいっても暖かい時期になるとなんかの折でそういう場所に出没することも実際に起きています。
但し、かれらの証言が大げさでなかったとしたら、アメリカワニにしろアメリカアリゲーターにしろ、いずれでも最大個体レベルの超巨大ワニだったに違いありません。
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なんかいつもと短い文章と UMA名の関係が逆になってますね
返信削除ワニの目が暗闇で光って見えることは実際に有るみたいですね。
返信削除(確か椎名誠氏が書いてました)
ただ、これに関してはワニだったかどうか怪しい感じです。
発光性のバクテリアとかだったんじゃないでしょうか。
ワニの目が光るってのはイッテQで行ってましたね。赤や金に光っておもしろかったです。
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