■謎の大音響、巨大生物の鳴き声か? ~ ジュリア
謎のサウンドでUMA的に最も有名なもののひとつに、1997年NOAA (アメリカ海洋大気庁) によって観測されたブループ (The Bloop) があります。
当初ブループ・サウンドは人工物 (爆弾等) によるものではなく自然音であると考えられ、そのひとつに巨大生物の可能性も含められました。
もしそのサウンドが生物により発せられたものだとしたら体長は215メートルに達するといわれ、その生物をブループ・モンスター (Bloop monster) とかブループ・ビースト (Bloop beast) と呼ばれます。
ブループ・サウンドの正体は氷震 (氷河の崩壊に起因する地震) といわれていますが、それが巨大な海洋生物だとしたらロマンがあることから人気のあるサウンド系UMAです。
さて今回はNOAAが観測したいくつかの謎のサウンドのひとつジュリア (Julia) です。
ジュリアはブループが観測されてから2年後、1999年3月1日に観測された謎の巨大音で2分43秒間に渡って鳴り響きました。
ジュリアはサウス・シェトランド諸島と南極半島の間にあるブランスフィールド海峡と南極大陸のアデア岬の間で発生したものと考えられており、南極付近で発せられたにも関わらず赤道付近のSOSUS (音響監視システム) でキャッチされるほど巨大なものでした。
ところでブループ (bloop) とは「不快なノイズ」を意味する一般名詞ですがジュリアは女性を現す固有名詞です。
これはなぜか?
その理由はジュリア・サウンドが、まるで女性が不気味な声で呻いているようにも聞こえるためといわれています。
しかし実際のところ言うほど女性っぽくはありませんが海洋哺乳類たちのようななんらかの「生物」が発しているようなサウンドであることは確かです。
そういうこともあってこのジュリアもブループ同様に巨大生物が発したものという噂があります。
ジュリアが発生したされる地点、ブランスフィールド海峡とアデア岬でその時間帯に体長700~800メートルの巨大な生物の影が確認 (撮影) されたというものです。
しかしこれについてはほぼフェイクと言われており、実際のところ (確実ではないものの) ジュリア・サウンドは南極沖で巨大な氷山が座礁した時に発せられたものと考えられています。
(ジュリア・サウンド)
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