■南アフリカ沖に現れる巨大人喰いザメ ~ サブマリン・シャーク
サメのUMAといえばそのほとんどがメガロドン (Otodus megalodon) 生存説ですがロマンはあるものの現実的には少々難しい感じはあります。
シーラカンスもとっくに絶滅していると考えられていたのに発見されたのだから、360万年前に絶滅したと考えられているメガロドンならもっと確率が高いでしょう?という反論がありそうですがなにせメガロドンはデカいという欠点があります。
陸棲の恐竜生存説と違いメガロドンの海棲というのは身を隠すにかなり有利ですが、それでもデフォで10~15メートルもある個体群が人目に全くつかないというのは生存説を考える上では (存在の否定はしませんが) 不利となります。
そんなメガロドン生存説の欲求を満たしながらその欠点を補う存在となりそうなのが今回紹介するサブマリン・シャーク (Submarine shark) です。
サブマリン・シャークはは南アフリカ共和国沖で目撃された巨大なサメでその体長はメガロドン級の9メートルオーバーといわれています。
メガロドンとほとんど同じじゃん、ならメガロドン生存説でもいいじゃん、となりそうです。
が、サブマリン・シャークがメガロドン生存説よりも有利な点があります。
このサメはただの一匹だけの可能性があるからです、というのも目撃されるサブマリン・シャークは頭部に特徴的な傷を持つことで知られており、つまりそれらは同じ個体である可能性が高いからです。
実際、1970年代から1980年代の最大20年ほどの間しか目撃されておらず、この限定的な期間だけ目撃されたことも唯一匹だけの個体が目撃され続けていた可能性を示唆します。
考えられるのはホホジロザメ (ホオジロザメ, Carcharodon carcharias) の異常に大きく成長した個体。
南アフリカ共和国の沿岸部はホホジロザメの一大生息域であり、数が多ければそれだけ突然変異的に巨大化する個体が生まれる可能性は高くなります。
獰猛かつ狡猾で1970~80年代に起きた未解決の海難事故もサブマリン・シャークの仕業であるといった見解もあります。
但し、ここまで煽っておいて言うのもなんですが、ディスカバリーチャンネルでドキュメンタリー化もされているものの、サブマリン・シャークの目撃証言はどこまで信じていいのか微妙であることも付け加えておきましょう。
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