■1920年代、アメリカの田舎町にグリフォンが現れた! ~ オーフル
アメリカ、バーモント州バークシャー (Berkshire) とリッチフォード (Richford) に伝わる有翼のUMA、オーフル (or ジ・オーフル、The Awful)。
通常、「ひどい」とか「恐ろしい」といった意味の形容詞である "awful" がそのままこのUMAの名前になっています。
初めて目撃されたのは1925年、製材所作業員二人が橋を渡っているさなか、建物の屋上から自分たちを睨みつける巨大な生物に気付きました。
この時、彼らは襲われなかったにも拘らず、ひとりの作業員は恐怖により心臓発作を起こしその場で倒れたといいます。
(UMA本でよく見かけるサンダーバード)
彼は一命をとりとめたものの、その後回復に数週間を要したといいます。
この目撃事件を皮切りにその後数ヶ月に渡って目撃が続くことになります。
オーフルは有翼で、目撃されるのは飛翔している場合や建物の屋根の上にとまっているのがほとんど、地上での目撃はほとんどないようです。
その姿は猛禽類の上半身にライオンの下半身をもつ幻獣グリフォンに似ていたといい、翼開長は20フィート (約6メートル)、ヘビのような長い尾と鋭い爪をもっていました。
中には翼竜、特にプテラノドンに似ているといった目撃も含まれます。
オーフルは1925年の暮れごろには目撃が終息し、その後はほぼ目撃情報は途絶えました。
さてこのオーフル、グリフォンに例えられたことから頭部が猛禽的だった可能性は高そうですが、グリフォンのように四肢を持っていたかについては生物学的にも、そして目撃情報から考えても疑問が残ります。
このUMAの姿が曖昧になっている原因は目撃の最も初期にその姿が「グリフォン」に例えられたことによるもので、そのせいで単に巨大な猛禽類的な生物だったのか、四肢を持つ有翼の幻獣的な生物だったのかはっきりしなものになったのでしょう。
後者の方がパラノーマル感が強く、より興味深くはありますが、目撃情報に「四肢を持つ」とはっきり明言されたものが少ない (というかほとんどない) ことから、おそらくは規格外に大きい猛禽だったのではないでしょうか。
そういったことからサンダーバード (Thunderbird)、ビッグバード (Big bird) と呼ばれる北米大陸で目撃される未知の大型鳥類系UMAの可能性が高そうです。
既知生物であればオーフルの正体は巨大なハクトウワシ (Haliaeetus leucocephalus) であった可能性が高いような気がします。
(参照サイト)
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2006年にも目撃あったっぽいですねこれ
返信削除オーフルの目撃見る感じ、誤認っぽい感じが強いですけど、何で時間たってまた復活したんですかね
コメントありがとうございます。
削除へ~そんな最近にもあったんですか、知らなかったです。
地元で伝承とかが残っていると、似たようなものは関連付けて考えるからですかね。
流石に1単語だと他と区別しづらいためか、日本のサイトだとtheも込みで「ジ・オーフル」表記が多い印象ですね。
返信削除コメントありがとうございます。
削除そうなんですか、日本でも冠詞ごと呼んでいるのですか~、う~ん、どうしよう。このUMAだけに冠詞付けるのは抵抗あるのでカッコ付きで表記しようかな。
ご情報ありがとうございます。
やっぱ、グリフォンってロマンありますよね~
返信削除でも、現実は猛禽類の見間違いだから少し悲しいです。