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2024年7月19日金曜日

臭さならだれにも負けない ~ スカンクエイプ


■臭さならだれにも負けない ~ スカンクエイプ

今回は北米の獣人系UMAの代表格のひとつ、スカンク・エイプ (Skunk ape)。

スカンク・エイプの目撃は隣接する北米南東部3州、フロリダ州、アラバマ州、ジョージア州に集中しており、その中でもそのほとんどはフロリダで目撃されています。

北のビッグフット南のスカンク・エイプ、とは呼ばれませんが、フロリダ版ビッグフットといっても過言ではありません。

ビッグフットが先住民族の語るサスカッチ (Sasquatch) と同一視されるように、スカンク・エイプは先住民族の語るエスティ・カプカキ (Esti Capcaki) と同一ともいわれています。

エスティ・カプカキとは「背の高い人 (tall man)」とか「背の高い毛深い人 (tall hairy man)」という意味を持つそうです。

獣人として顕著な外見的特徴はなく、いわゆる巨大な二足歩行の謎の類人猿 (エイプ) です。

全身黒い毛で覆われており、赤いまだら模様があるともいわれています。

名前のスカンクは動物のスカンクに由来しており、とにかく臭く、その臭いもスカンクに似ているとまで言われています。

但し、スカンクのように防御で悪臭を放つのではなく、通常状態で臭いというのが特徴です。

つまりスカンク・エイプとは「スカンクのように臭い類人猿」という意味です。

ビッグフットとも大きな身体的特徴の際が見られないことから同種もしくは北米南東部の孤立したグループ (亜種) という見方もあります。

但し、敢えて身体的な差異を挙げるとすれば目撃情報からビッグフットよりもやや小柄であることが挙げられます。

ビッグフットが6~9フィート (約1.8~2.7メートル)、大きいもので10~12フィート (約3~3.6メートル) 近辺を推移するのに対し、スカンクエイプは5~7フィート (約1.5~2.1メートル) と一回り小さいです。

同種の恒温動物の場合、寒冷地に行くほどからだが大きく (重く) なるベルクマンの法則では!?と思う人もいるかもしれません。

体積は3乗で増えていきますが、表面積は2乗にしかならず、体が大きくなると相対的に熱の逃げ場である表面積が小さくなるため体温を保持するうえで有利に働きます。

まさにスカンク・エイプとビッグフットの関係はベルクマンの法則そのもの、理にかなっている!

(アメリカクロクマ)
(image credit by Wikicommons)

しかし、この考えは仇にもなり、ビッグフット等、獣人の誤認の多くはクマであるという説を当てはめると、そのクマたちの生息域からフロリダで目撃されるのはアメリカクロクマ (アメリカグマ, Ursus americanus)、ビッグフットはヒグマ (Ursus arctos) もしくはグリズリーことハイイログマ (Ursus arctos horribilis) ということになります。

アメリカクロクマはヒグマ、ハイイログマより一回り小さく、それこそスカンク・エイプとビッグフットの関係がそのまま成り立ってしまいます。

またアメリカクロクマはフロリダ全域に棲息しているわけでもなく、個体数の少なさから遭遇時に、(見慣れない動物であることから) より他の生物に誤認される可能性は高いとも解釈できます。

という感じでその正体を既知生物に当てはめるならやはりアメリカクロクマが筆頭となるでしょう。







2 件のコメント:

  1. スカンク・エイプはオラウータンだという見解もあるけど、実際どうなんでしょうね?

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  2. クロクマってのは野生だと臭いんですかね?体臭エグい白人への当てこすりだったりして。

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