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■フエダイの胃から出てきたものは?
死んだクジラやイルカ、ウミガメやサメ等々の胃内容物を調べると、ビニール袋などいわゆるプラスチックゴミが見つかり大きな問題となっています。
こういったことに起因し死んでいく海洋生物を見るのは確かに痛々しいです。
しかしこのようなことは環境問題のプロパガンダとして利用されてしまうのが常で「ビニール袋を筆頭とするプラスチックゴミ=悪」でありプラスチックゴミを撲滅しよう、という世界の潮流に利用されます。
日本でのレジ袋の有料化などにも少なからず影響していますよね。
ただしレジ袋はプラスチックゴミ全体のせいぜい2パーセント前後でしかなく、ペットボトルや使い捨てプラスチック容器の使用をそのままに、レジ袋の削減のみをプラスチックゴミ撲滅キャンペーンの目玉におくのは無理がありますが。
とはいえ、プラスチックゴミ自体を減らす流れは悪いことではなく、また上記に挙げたような海洋生物のプラスチックゴミ誤飲問題ではビニール袋がその誤飲の上位にあることから、海洋生物の生態系の改善には幾ばくか寄与するかもしれませんね。
さてさて、話し変わってここはオーストラリア、メルボルン。
魚の体からプラスチックゴミではない珍しいもんが出てきたと話題になっています。
というのも釣り船チャーター業者、シャークメン・フィッシング・チャーターズ (Sharkmen Fishing Charters) によれば、釣り人が釣ったフエダイのからだの中から20オーストラリアドル札 (約1500円) を見つかったからです。
一種の海洋生物の異物誤飲問題。
これを受け、紙幣は海洋生物には危険!即座にキャッシュレス化の促進を、、、と言う流れになったら立派なのですが、当然ながらそんなことにはならず、この誤飲に関しては面白がるマスコミの報道に読者からのコメント。
そもそも、半身になったフエダイとぼろぼろの20ドル札の写真は誰でも簡単に撮影できるわけで、本当にフエダイの体から20ドル札が出てきたのかと疑う人もいます。
20オーストラリアドル (1500円) という額は決して高額とはいえませんが、紙幣の入った魚を釣り上げる確率は数億円の宝くじに当選する確率よりもおそらくはるかに低いことであり、このフエダイを釣った人は類稀な運の持ち主であることだけは確かです。
(参照)
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