2019年12月18日水曜日

野生化したインコはジミ・ヘンドリックスのせい?


■野生化したインコはジミ・ヘンドリックスのせい?

洋楽好きであればギターを弾かずとも誰もが知っている伝説のギタリスト、ジミヘンことジミ・ヘンドリックス (Jimi Hendrix)。

多くの伝説を残す彼に、実に不名誉な伝説があるといいます。

いまイギリスで問題になっている外来種の野生化したインコ、その数や増えに増え、現在では推定17万羽以上に膨れ上がっているといいます。

このインコの名はインド原産のワカケホンセイインコ (Psittacula krameri manillensis)、見た目によらず頑丈で何でも食べるため瞬く間に数を増やします。

ロンドンに限らず、日本を含む世界各地、特にヨーロッパで野生化し問題になっているのでご存知の方も多いでしょう。

イギリスに話を戻しましょう。

長距離移動を好まず繁殖した地域にそのまま留まる傾向があるこのインコは、そのほとんどが都市部、特にロンドンに集中しており在来種に悪影響を与えているといいます。

さて、ジミ・ヘンドリックスとこのインコにいったいどんな関連があるのか?

一説によると、1968年ロンドンのウェストミンスターにあるカーナビー・ストリート (Carnaby Street) で石をぶつけられたジミは、平和の象徴としてアダムとイブと名付けた一組のつがいを空に放ったといい、これが今日ロンドンの空を飛び交っているインコたちの起源だといいます。

平和の象徴に放った鳥がハトではなく派手な体色のインコを選ぶ当たり、さすがサイケファッションの雄、ジミらしい、と思わず納得してしまいます。

アダムとイブという名前も、はじめからここを起源に増やす気満々、つまり確信犯であり、外来種問題に発展させる気はさらさらなかったにしてもジミは非難されても仕方ない立場にあります。

ワカケホンセイインコの爆発的増加により跳ね上がるジミの悪評。

痛恨の放鳥。

しかし綿密な調査の結果、ワカケホンセイインコはジミの放鳥よりはるか昔の1800年代中ごろには既に外来種と存在していたことを突き止め、ジミの放鳥伝説は「都市伝説」に過ぎず、完全な濡れ衣であったことが判明しました。

近年爆発的に増えた原因については1929年から~1952年に起きた数回のオウム病の流行によりペットとして飼われていたオウムが大量に放鳥されたこと、1987年の嵐によりワカケホンセイインコの小屋が壊れこれまた大量放鳥に繋がったことが挙げられています。

他にも、日本でもラスト・クリスマスやケアレス・ウィスパーなどのヒットソングで知られるジョージ・マイケル (上記はワム!のときの曲ですが) の自宅ではワカケホンセイインコがたくさん飼っており、空き巣が鳥小屋を壊して放たれてしまったことがその起源だ、という「都市伝説」もあるそうです。

ジミの疑いが晴れたことにより、ジョージの疑いも同時に晴れることになりました。

(参照サイト)
Daily Mail

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