■見た目も味もそっくり ~ フェイク・シュリンプ
ビーガン食の世界的な拡大に伴い、フェイク・ミート (人口肉) は今後大いに期待される市場ですが、その流れで「フェイク・シュリンプ (人口エビ)」も開発されているようです。
開発したのはアメリカのニュー・ウェーブ・フーズ (New Wave Foods) 社。
エビはアメリカでもっとも人気のある魚介類である一方、生産者側である東南アジアの養殖場の環境破壊がたいへんな問題になっており、フェイク・シュリンプはビーガン向けというだけでなく、環境破壊なしにエビを提供できるという利点を持っています。
このフェイク・シュリンプ、味はもちろんのこと、見た目や食感もエビそのもので、食べてもフェイクと分からないほどだといいます。
ニュー・ウェーブ・フーズ社の若きCEO、ドミニク・バーンズ (Dominique Barnes) によれば、もっとも苦労したのは味ではなく、エビの食感ということです。
かじったときにエビの表皮が破けるプチッとした食感、表皮の裂け目から溢れるジューシーさ、そしてエビの肉の繊維が裂ける食感、これらすべてを表現したといいます。
彼女によれば、試食した人々はフェイク・シュリンプと聞いてみな驚きの声を上げたとのこと。
ちなみに、フェイク・シュリンプは「剥き身」の状態であり、殻も尾もついてないとのこと。
フェイク・シュリンプは紅藻類や大豆の植物性由来のたんぱく質でのみ構成され、本物のエビと異なりアレルギーフリーなため、エビアレルギーの人も問題なく食せます。
市場に出るのは2020年初頭で、最初は一般販売はなくレストラン等でのみ食べることができるようです。
自分はビーガンでもなければエビアレルギーでもないですが、エビは大好きであり、是非とも食べてみたいフェイク・ミートのひとつです。
(参照サイト)
NEW WAVE FOODS
VICE
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