■物的証拠は足跡だけ、串間の謎の獣人!? ~ クシゴン
今回は山口敏太郎さんの「日本の未知生物案内」に載っている「串間の怪物」を見ていきましょう。
串間の怪物は、1982年、宮崎県串間市 (くしまし) の畑で発見された謎の足跡の持ち主に付けられた呼び名です。
その姿は目撃されておらず、どのような姿をしているのかは全くわかっていませんが獣人系の可能性も示唆されており、日本の獣人系UMAの命名法「地名の略称 + ゴン」に則り、クシゴンと呼ぶことにしましょう。
ニックネームがある方が覚えやすいですし、後世に残りやすいですからね、オジャッシーみたく。
さて、同系の足跡だけが分かっている獣人では岩手県山形村で発見された謎の足跡、ガタゴンが有名ですね。
クシゴンは当時ニックネームがつけられなかった影響なのか、現在は全くもって無名な存在ですが、ガタゴンが目撃されたのは1992年であり実は串ゴンの方が10年も「先輩」です。
まぁガタゴンは特にその足跡の形状が当時はおろか現在でも唯一無二といえる奇妙かつユニークなものだったのも人気の要因の一つといえますけどね。
クシゴンの足跡は写真等に残されているのかどうかわかりませんが、少なくとも自分は見たことがありません。
同書の説明によれば、人間の赤ちゃんの足跡に形状が似ていたといい、縦11センチメートル、幅4センチメートル、丸い指が3つ確認できました。
直立二足歩行する類人猿の足跡のように左右交互、互い違いに残されていたのか、それともウサギやカンガルーのように両足が並んで残されていたのか分かりませんが、その歩幅は1メートルもあったといいます。
自分の歩幅は80センチぐらいなので、それを考えると足跡の大きさに対して歩幅がかなりあるな、という印象です。
それに加え、あくまでただの挿絵ではありますが、この記事のページには「カンガルーと妖怪のハイブリッド的な生物」が描かれており、こういったことから両足でジャンプしながら移動する生物ではないのかな?と推測しています。
但し、通常はジャンプ移動しないものの、獲物を追いかけたり天敵に追いかけられたりした場合はその限りではないため、なかなか絞り込むのは難しいですけどね。
また、前肢・後肢での違いについても記載がなく、前肢・後肢ともにほぼ同じ形状の生物、もしくは直立二足歩行による後肢のみの足跡を残す生物 (こうなると完全に獣人ですね) かでも大きく考え方は変わってきます。
大きさと形状を考えて、既知種としては鳥類、そしてハクビシン (Paguma larvata) を候補に挙げておきましょうか。
(参考文献)
「本当にいる未知生物案内」(山口敏太郎著)
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