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2025年4月5日土曜日

岡山県で目撃された二股に分かれたムカデ ~ 二叉ムカデ


■岡山県で目撃された二股に分かれたムカデ ~ 二叉ムカデ

今回は読者さん、ではなく、UMAサイト「未知の世界から」を運営なさっている管理人Sさんから頂いた目撃情報、「二叉ムカデ (ふたまたむかで)」です。

ご情報どうもありがとうございます。

日本にはムカデ系のUMAというか妖怪みたいな生物の伝承はいくつか存在します。

滋賀県の山間部に棲息する山のように大きなオオムカデの伝説であったり、富山県と岐阜県に跨る神通川 (じんずうがわ) のムカデガ淵 (ふち) に棲息するという体長10メートルの大ムカデだったり。

今回の二叉ムカデはそういった民話上のパラノーマルなものではなく、とてもリアルなものです。

実際に目撃したのはSさんのご友人だそうです。

2024年7月上旬、岡山県のとある山間部で大学の実習中、地面を這う2匹のムカデに遭遇しました。

(Sさんも同実習に参加していたそうですが、別チーム・別行動だったために目撃できなかったとのことです)

発見時、2匹の折り重なっているムカデに見えましたがどうも様子がおかしく、よく見てみるとそれは2匹ではなく1匹の個体であることが分かりました。

頭部の後ろの部分で胴体が二股に分かれておりアルファベットの「Y」の形状になっていたそうです。

目撃したご友人は生物学系の学部であり、一般的な人より生物には詳しい方だそうで、何か全く別なものを勘違いした可能性は著しく低いということです。

但し、残念なことに実習時ということもあり、通りがかりに目にしただけで、観察・撮影はできなかったため、これ以上の詳細については分からないとのことです。

(双頭タイプ)

さてこの二叉ムカデの正体は一体何だったのか?

頭部が二つで一つの体を共有するいわゆる「双頭のヘビ」がニュースになることが稀ありますが、この二叉ムカデは頭部が一つで体が二つという逆のパターンです。

双頭のヘビを筆頭にサメやクジラ、イルカ、ウシ、ブタ、ヤギ、シカ、ネコ、コウモリ、カメ等々、多くの生物で双頭の生物は発見されています、いわゆる結合双生児 (結合双胎)・シャム双生児と呼ばれるものです。

おそらく二叉ムカデもこういった結合双生児の例ではないかと推測しましたが、結合双生児は受精卵の不完全な分離 (胚の分裂が途中で停止) で起こると考えられ、ムカデやヤスデ等の多足類に限らず節足動物で結合双生児は発症しないようです。

(双頭の仔牛)
(image credit: Wikicommons)

というわけで、一番あり得そうに思える結合双胎による二股の分離は敢え無く却下。(但し、エビの結合双生児の例があるともいい、それが本当であればムカデも十分可能性はありそうです)

かといって体が二股に分かれた未知 (新種) のムカデが棲息していると考えるのは難しいところです。(UMA的には面白いですが)

結合双生児以外のなんらかの先天的な遺伝子異常 (寄生虫による寄生の影響等含む) でそのような個体が生まれた可能性は否定はできません。

但し、ネットでいくら探してもそういった報告が全く見つからないのですよね。

Sさんは脱皮殻の可能性、共食い時の誤認も「二叉ムカデ」の正体として検討されています。

写真1枚撮っていたら大騒ぎになっていたかも?

引き続きUMA、グリッチ、ゴースト等々、現実的なものからパラノーマルなものまで募集中です、お気軽にコメント欄に書き込むかメールしてください

★「未知の世界」さんの記事はこちらからどうぞ。

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