■日本の寺に現れた不気味なワーム ~ テンプルワーム
不思議好き人間さんの「UMA (未確認動物) の掲示板」に投稿されていたUMAです。
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30年前に、真夜中に部屋の中で見た妖怪??です。
不気味さを通り越して心の底から凍えてしまうようでした。
絵が下手ですみません。
当時住んでいたのは親戚のお寺の宿坊でした。
この話をしたら妖怪では?と言われました。
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投稿されたのが2022年2月13日であるため、目撃は1990年代前半でしょうか。
投稿された文章は短く目撃された県名等も不明ですが、それを補って余りある生物の詳細な目撃スケッチ付きです。
(Mさんによるスケッチ)
(image credit by M via 不思議好き人間)
目撃されたのがお寺の宿坊 (しゅくぼう) ということもあり、目撃者であるMさんはUMAではなく「妖怪」の位置づけのようです。
まあUMAと妖怪がどう違うんだといわれると定義づけが曖昧なこともあり困るのですが、一応UMAは未確認の「実在する (であろう) 生物」であり妖怪よりはより「心霊的な (要素を持つ) 生物」といった違いがあります。
ボーダーライン上のUMAはたくさんいるためこの限りではありませんが、一応そんな感じ。
特に命名されておらず目撃された場所も不明のため「お寺で目撃されたワーム」という意味でテンプル・ワーム (Temple worm) と呼ぶことにします。
さてテンプル・ワームを見ていきましょう。
細長い生物のようで典型的なワーム状の生物です。
細かく体節が入りミミズやヒルといった環形動物を彷彿とさせます。
Mさんは目が「皮膚に埋もれたような」と表現しておりその目で「見られていた」とスケッチに記しています。
また口の先端からは「舌」を思わせる捕食器官のようなものが長く伸びていたようです。
この頭部先端の口の形状がSFに登場するモンスター、サンドワーム的であることと頭部の上部に人間のような目がひとつだけあることが妖怪たらしめている部分です。
口はいいとしてこの見つめられたという目さえ無視すればこの生物はそれほど妖怪じみてはいません。
大きさも分かりませんがワームなのでそれほど大きくなかったのではないかと推測するとなんらかのヒルであった可能性が高いような気がします。
(粘液上の吻を吐き出したヒモムシ)
また、可能性は限りなく低いですが紐形動物 (ひもがたどうぶつ) のリボンワームことヒモムシも一応候補に入れておきます。
1000種以上知られるリボンワームの約98%が海棲ですが淡水棲のものが12種、陸棲のものが12種知られています。
まるでそれ自体が生きているような奇妙な吻を口内から飛ばすため、知らない人が見たらこの世のものとは思えない可能性があります。
ましてやお寺でなんか見た日には怪物騒ぎでしょう。
ちなみにこのヒモムシ、「世界一長い生物」としても知られており1864年、嵐の後にスコットランドのセント・アンドルーズに打ち上げられたリネウス・ロンギシムス (Lineus longissimus) の死骸は55メートルもありました。
(ヒモムシの動画)
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