このブログを検索

2024年11月28日木曜日

兵庫県加古川のリバーサーペント ~ ムッシー


■兵庫県加古川のリバーサーペント ~ ムッシー

今回は兵庫県を流れる加古川 (かこがわ, Kako-gawa, River Kako) の怪物、ムッシー (Mussie) です。

向島公園 (むこうじまこうえん) 付近を流れる加古川で目撃されたことからこの名で呼ばれます。

ムッシーは、2022年7月13日、ラジオ関西トピックス・ラジトピさんが動画で紹介していたものです。

高砂市 (たかさごし) の向島公園から河口付近 (河口から約200メートルの地点) に向けて撮影されたものだそうで、撮影地点からムッシーはかなり離れているため、トリミングするとかなり解像度が低くなり正直なところ検証するにはかなり厳しいです。

但し、わずかに水上に見えている部分 (背中?) から判断するとかなり細長い形状をしている印象で、体を左右に波打って進んでいるように見えます。

ということは取り敢えずはリバーサーペントの可能性が高いということになります。

撮影者によれば「青黒い大きな生き物」がうごめいているように見えたとのことです。

こういった細長い生物でまず気になるのはその生物が1匹なのか、それとも複数の生物が縦列になって泳いでいる、もしくは小魚の群れではないか、といった点です。

実際動画を見てみると解像度が低く複数の個体にも見えるときもあればひとつながりに見えるときもあり微妙です。

(川に浮かぶムッシーの影)

ラジトピさんはこの生物の体長を6~10メートルと推測しています。

この近辺の生物に詳しい東播磨漁業協同組合の川崎さんに聞いてもこの生物の正体は分からないといい、大きさ的にはクジラぐらいあるものの泳ぎ方がクジラのそれとは異なるし、そもそも加古川の河口付近は非常に浅くクジラが迷い込める水深はないとのことです。

クジラやサメのような巨大生物が迷い込めないほどの水深で6メートル以上もある生物、リュウグウノツカイ (Regalecus russelli) でも迷い込んできたのでしょうか?

もういちど動画を見てみましょう。

あれ?一見すると左右に波打って泳いでいるように見えたものの、どうも画面の左右、どちらにも全く進んでいる気配がありません。

上流へと向かおうとしているものの、遊泳力の弱さからほとんど前方に進むことができないためその場にとどまっているように見えるのでしょうか?

この画質だとここら辺が検証の限界ですが、オカルトライターのおかゆうさんが現地調査をされている動画を見つけました。

おかゆうさんの動画によれば東播磨漁業協同組合の川崎さんが言っていた通り川幅こそ200メートル以上もあるものの、河口付近は非常に浅く川岸近くは膝程度、川の中央付近でも1~3メートルしかないとのこと、確かに大型の海生哺乳類やサメでは座礁してしまいそうです。

さらにおかゆうさんが現地に行ってみると非常に多くの流木が川岸に打ち上げられており、また浅い川底に引っかかったままの流木も多数発見されていました。

干潮時は水位がさらに下がることにより川底に引っかかった流木が顔をのぞかせ、これが細長い生物、ムッシーの正体ではないかと推測しています。

確かにムッシーは体を左右に波打って泳いでいるように見えるものの前後どちらにも進行しておらず、これが川底に引っかかった流木であれば説明がつきます。

というわけでムッシーは流木の可能性が高そうですがご当地UMAとしてこれはこれでありでしょう。

(参照サイト)



1 件のコメント:

  1. ムッシーはスピノサウルスだと聞いたことがあります

    返信削除