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2024年9月17日火曜日

犬がテレパシーで話しかけてきた? ~ テレパシック・フットボール


■犬がテレパシーで話しかけてきた? ~ テレパシック・フットボール

テレパシック・フットボール (Telepathic Football)。

タイトルの通り、もはやUMAとは思えないパラノーマルな能力 (テレパシー) を有している可能性のある生物です。

2002年1月12日、南米チリのヴィラ・サン・ラファエル (Villa San Rafael) で、ジーン・F (Jean F.) とネルソン・C (Nelson C.) なる二人の十代の少年たちにより目撃されました。

発端はネルソン氏の飼うヘビが逃げてしまったこと。

友人のジーン氏と一緒に探すことにしました。

おそらくヘビが逃げたであろう隠れる場所の多い近所の瓦礫を二人は探すことにしました。

ヘビ探しに夢中になっている二人でしたが、気付くと彼らから僅か30メートルほどの場所に奇妙な生物がいました。

敢えて例えればイヌに似た生物、しかしどこかがおかしい。

顔はブルドッグのように扁平で大きな耳を持ち、湾曲した背中には灰色の毛が生えていました。

尾はとても短くわずか5センチほどしかなかったといいますが、とてつもなく太かったといいます。

奇妙だとは思いましたが、おそらく野犬に違いないと思い、彼らは追い払おうと瓦礫を拾ってその生物めがけて投げつけました。

しかしその生物は彼らが予測したような反応をしませんでした。

その生物は瓦礫を投げつけられても微動だにせず、それどころか彼らに向かって近づいてきたのです。

その動きはウサギやカンガルーのそれに似ており、後肢を同時に使い弾むように前進するのです。

さらに驚くことが起きました。

(テレパシック・フットボールの目撃スケッチ)
(image credit by Nelson C.)

近づいてきたその生物は歩みを止めると後肢二本で立ち上がったのです。

その体のシルエットは大きなアメリカンフットボールのようだったといいます。

前肢は後肢より短く指は3本、後肢の指には水かきがついているのに気付きました。

その衝撃的な光景からか、それともその生物の仕業によるものかは分かりませんが、二人の体は電流が走ったような不快な感覚に襲われたといいます。

そして二人の頭にテレパシーで直接話しかけてきたというのです。

「見るな、立ち去れ」と。

彼らは驚いてその場を走ってたし去りました。

テレパシック・フットボールの話は以上、それ以降目撃されたことはなく、少なくとも2024年時点では最初で最後の目撃です。

話の流れで分かると思いますが、体のシルエットがフットボール型でテレパシーを使ったことからテレパシック・フットボールと呼ばれます。

彼らの証言に嘘偽りがないのであればこれはお手上げ、自然界にいる動物のはずはなくエイリアン (地球外生命体)、もしくはエイリアンに付随するなにか (エイリアンのペット等) でしょう。

ただこの「テレパシー」という要素を抜いてみたらどうでしょう?

まあ二本足で立ち上がること自体、少々厳しくはありますが、物理的に二足立ちできる生物はたくさんいます。

南米には日本ではあまり知られていないちょっと風変わりななイヌ科の動物がいくつか存在します。

(コミミイヌ)
(image credit by Wikicommons)

歴史的にも知らない人が目撃してUMA騒ぎを何度も起こしてきた生物で、テレパシック・フットボールの誤認候補として、コミミイヌ (Atelocynus microtis)、カニクイイヌ (Cerdocyon thous)、ヤブイヌ (Speothos venaticus) を挙げておきましょう。

特に、ヤブイヌ、コミミイヌには犬でありながらテレパシック・フットボールのように足に水かきをもちます。

この3種とも南米に生息するもののチリにはギリギリ棲息していません。

(ヤブイヌ)
(image credit by Wikicommons)

となると、逆にチリでは見慣れない動物であり、万一チリに迷い込みようものならUMA騒ぎを起こしても不思議ではありません。

ということで、まあ無理矢理感がありますが、敢えてテレパシック・フットボールを既知生物の誤認とするなら野生のイヌ科動物を挙げておきましょう。



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