■UMAなのか宇宙人なのか ~ エイリアン・オクトポイド
今回はエイリアン・オクトポイド (Alien Octopoids)、もしくは逆にオクトポイド・エイリアン (Octopoid Aliens) とも呼ばれ、いずれにしても「タコ型エイリアン」という意味です。
UMAとエイリアン (宇宙人 / 地球外生命体) の線引きは難しいところで、まあその生物がUFOもしくはUFOを想起させる謎の光と関連して目撃された場合やコミュニケーション能力をもつ場合は完全にエイリアン、もしくは地球上の生物に絶滅種も含め全く似た生物がない場合もエイリアン、これらに該当しなければUMAと言った感じでしょうか。
そういう観点から今回のは一応UMAではなくエイリアンということになるでしょう。
1968年8月16日の早朝、スペインのタラゴナ県ティビサ (Tivissa) で農場を経営するジョン・マテウ (John Mateu) 氏が家畜のウシたちに餌を与えているとき、遠くに金属光沢の物体が太陽の光に反射しているのに気づきました。
少々気にはなりましたが、当初は車のボディでも反射しているのだろうと思ったといいます。
妻にそのことを伝えると、誰かが車が故障して立ち往生しているかもしれないので見に行った方がいいとジョン氏に勧めました。
妻の意見に納得し、彼は飼い犬を連れて現場に向かいました。
しかし、そこには予想したものとはかけ離れた光景が広がっていました。
半球状のおそらく乗り物 (宇宙船) と思われるものが停めてあり、触手に似た太く短い4~5本の脚をもった奇妙な生物いたというのです。
身長は僅か3フィート (約0.9メートル) ほどと小柄でした。
話は一瞬逸れますが、このエイリアンの造形はUMAオクトスカッチと随分と似ています。
しかしジョン氏の記憶はそこまでだったといいます。
そのころ、ジョン氏は行方不明になっていたのです、出かけたまま帰ってこないジョン氏を心配した妻は近所に住むジョン氏の実弟、セバスチャン・マテウ (Sebastian Mateu) 氏にそのことを伝えジョン氏の捜索を依頼します。
しかしセバスチャン氏は全く兄の痕跡を見つけることができず帰ってきました。
後になって兄が語った宇宙船もタコ型のエイリアンも何も目撃することはありませんでした。
翌日、何の前触れもなくジョン氏は帰ってきましたが、タコ型のエイリアンを目撃したところまでしか記憶はなく、宇宙船に連れ込まれなにか実験をされていたのではないかなどと推測されています。
しかしそれについてジョン氏は記憶は全くなく、記憶がないのは宇宙船に連れ込まれたからではないかと考えたのです。
なにせ記憶がありません、自分が丸一日行方不明だったことを知らされ、その合理的な解釈として宇宙人によるアブダクション (誘拐) 説を唱えたようです。
昔は「宇宙人 = アブダクション」という考えが主立っていたので、そう考えたのでしょう。
しかしながらジョン氏がエイリアンと宇宙船を目撃したという証拠はなにもなく、当然ながらマスコミからも懐疑的な事件として取り扱われ現在に至ります。
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿