2020年9月20日日曜日

ゲティスバーグの戦いの戦没者の霊か? ~ ゲティスバーグ・ゴースト


 ■ゲティスバーグの戦いの戦没者の霊か? ~ ゲティスバーグ・ゴースト

最近ちょくちょくゴーストネタも取り上げています。

さて今回のは最近海外で大変話題になっているゲティスバーグ・ゴースト (Gettysburg ghost) です。

南北戦争の激戦地で知られるペンシルベニア州のゲティスバーグ (Gettysburg)、多くの戦死者を出したことで、いわゆる現在では不謹慎ながら有名な「心霊スポット」のひとつです。

1861年4月、北軍 (アメリカ合衆国) は誰もが知るエイブラハム・リンカーン (Abraham Lincoln)、南軍 (アメリカ連合国) はジェファーソン・デイヴィス (Jefferson Davis) が指揮を執り戦いの火蓋が切られました。

ご存知の通り北軍が勝利し現在に至りますが、ターニングポイントの一つとなったのが上記ゲティスバーグの戦い (Battle of Gettysburg) です。

ところで南軍の指揮官、ジェファーソン・デイヴィスの名を最近になって耳にした人も多いでしょう。

指揮官としての技量はともかく戦後頑なまでに南部を守ろうとするデイヴィスの姿勢はかつてのアメリカ連合国の人々から支持されデイヴィス像が建てられたほどです。

しかし同時に奴隷制度を堅持した人物としての側面を持ち合わせており、最近加熱しているアメリカでの人種問題を引き金にデイヴィス像は奴隷制・人種差別の象徴だとしてデモ隊によって倒されたことがニュースになったからです。

(矢印の先にゴーストが写っていますが、静止画像だとわかりませんよね)

それでは本題のゲティスバーグ・ゴーストの話にうつりましょう。

ここでシャドー・ピープル的な半透明状というかスモーク状の浮遊する「ゴースト」2体が撮影されました。

撮影したのはニュージャージーから訪れたグレッグ・ユーリング (Greg Yuelling) 氏。

ゴーストなのかシャドーピープルなのか、そういった問題はおいといて動画を見てみましょう。(動画は記事の最後にあります)

ゆっくりと走る車の中からスマホで「ゲティスバーグの戦い」の戦地を撮影しています。

すると芝生の上に置かれた2基の大砲のすぐ右側から左側に向かって白っぽい半透明のゴーストが移動するのが分かります。

手前と奥の2体確認できますが、奥の方は小さく分かりづらいです。

「ゴーストは大砲をすり抜けている」などといわれかなりの反響を得ている動画です。

で、何度か再生し直してみましたが2体のゴーストがほぼというか完全に同期しているのが分かります。

これはこの2つのゴーストが繋がっていることを示唆しています。

「繋がっている」というのは物理的に2体のゴーストが接続されているという意味ですが、紐や棒のようなもので物理的に接続されているというわけではありません。

2体のゴーストは「同一平面上に存在している」のではないか?という意味です。

1枚の透明なガラス板を想像してください。

そこにマジックで任意の場所に黒い点を2つつけてください。

2つの点は離れ離れで繋がっていませんが、ガラス板という同一のフィールドを共有して「繋がって」います。

ガラス板は透明なので黒い点だけが見えます、ガラス板を右に動かせば黒い点は2つとも同時に右側に動きます。

左に動かせば左に、上に動かせば上に、2つの点は等間隔を保ったまま同じ速さで同じ距離を常に移動し続けます。

2体のゴーストはこの黒い2つの点と同じ状況にあるのではないか。

この動画内で2体のゴーストが、同一のフィールドで共有できる場所は「カメラのレンズ上」か「フロントガラス上」のいずれかです。

仮にスマホのカメラのレンズ上にゴースト2体が存在しているのであれば常に同じ場所に居座り続け、画角が変わろうと常に画面の同じ位置から動かないはずです。

しかし、動画を見れば分かる通りゴーストは右から左に動いています。

となると、これはフロントガラス上に2体のゴーストが存在している可能性が極めて高いといえます。

それではゴーストが比較的はっきり見えたときに動画を停めてゴーストの下の部分の道路を見てください、黒い点が確認できるかと思います。

(ゴーストではなく、ゴーストの下にある黒い点に注目)

この黒い点はゴーストと同期した動きをしています、つまりこれはゴーストの本体であろうと影であろうとゴーストの一部と考えて問題ありません。

それを踏まえた上で再度はじめから再生してみてください。

ゴーストが現れる前から、というより動画の初めのほうから画面の右端に黒い点が確認できます。

ということは、ゴースト本体は見えないものの、ゴーストはすでにそこに存在しているのではないか?

(ゴーストが現れるだいぶ手前から黒い点が映り込んでいます)

そして動画を進めていくとちょうど大砲が出てきた辺りでゴースト本体が現れます。

どういうことか?

ゴーストははじめから存在しているのに見えていない、つまりこれは光の加減で「可視化」できていないだけです。

ゴーストは動画の初めからずっと「そこ」にいるのです。

これはフロントガラスに付いた水滴かなにか、とにかく透明に近い液体 (もしくは液体状のもの) でしょう。

黒く見えているのは水滴の再下端で一番厚みがあるため周りのものが投影されて黒く見えているものと推測されます。

ここまでくれば全ておわかりでしょう。

ゴーストは動いていません。

ゴーストの正体はフロントガラスについた液体 (状のなにか) です。

車は道なりに左方向に、撮影者は画面右側の被写体を撮影しようとスマホを右側に向けたため、フロントガラスの水滴 (ゴースト) が左側に移動したように見えるのです。

そのグッドタイミングでほとんど見えていなかった水滴全体が可視化されたためゴーストが突如現れ右から左に移動したように見えるというわけです。

夢がない?

もちろんこれは管理人の考えたひとつの仮説に過ぎません。



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1 件のコメント:

  1. 普通に掃除してないフロントガラスに水滴ついてるとしか見えないですね。これではちょっとゴースト祭にはなれないなあ。

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