2019年11月23日土曜日

フルーティ・ウミウシ ~ ムカデメリベ


■フルーティ・ウミウシ ~ ムカデメリベ

ムカデメリベ (Melibe viridis) はウミウシの仲間で、メリベウミウシ (melibe) と呼ばれるグループに属します。

日本近海に生息するヤマトメリベ (Melibe japonica) はシノニムのようです。

さて、ムカデメリベですが、一見したところでは深海性のナマコを思わせる不思議な姿をしています。

まず「ムカデ」のように体の左右に張り出した大きな「足」ですが、実際は足ではなく「突起」です。

海底を移動する際にこの突起が前後に揺れるために足のように見えますが、実際この突起は背部についており、足の役割は担いません。

本物の「足」は、同じ腹足類である通常のウミウシと同様に腹部にあります。


また、もうひとつの大きな特徴である頭部の「フード」ですが、これはいわば伸縮性のある大きな「口」です。

最大限に広げたときは体長に迫らんとするほど広がるため、張り出した足のような突起と相まって実際の体長 (12~14センチ) よりはるかに大きく見えます。

海底で獲物を探す際はこの伸縮性のあるフードを最大限に広げ、投網 (とあみ) さながらに前方に投げつけ獲物を包み込んで捕らえます。

なお、すべてのメリベがそうであるかは分かりませんが、相互コミュニケーション用のフェロモンの香りが独特で強い果実のような香りを発するそうです。

そのためヤマトメリベの複数個体を陸に上げるとそのフルーティな香りははっきり分かるそうです。


(参照サイト)
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