(image credit by YouTube "Pink Tank Scuba")
■緑色の猛毒不定形ワーム ~ ボネリムシ
これは緑色のからだを波打たせながら動き回るワーム生物、ボネリア・ビリディス (Bonellia viridis) です。
ボネリア・ビリディスはユムシの一種で、ボネリムシの仲間です。
ふだんは水深10メートル以上に生息するため、目にすることは稀な生物です。
体長は5~15センチほど、ぶよぶよと体を変形させながら動くボネリア・ビリディスですが、これはすべてメスの姿です。
というのも、オスは無色透明なうえに体長3ミリ以下しかなく、メスの体内に取り込まれると同化してしまうからです。
生涯、オスは精子生産工場としての役割に専念し、2度と外界に出てくることはありません。
ボネリア・ビリディスの特徴であるこの緑色の体色は、かれら自身が生産するボネリンという色素です。
よくB級映画で毒を緑色のどろどろの液体で表現しますが、このボネリンはまさに緑色の猛毒物質で、エサとなる小さな生物を麻痺させることが出来ます。
(参照サイト)
PIYW
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