2019年10月13日日曜日

20年後のピザ ~ コオロギ・ピッツァ


■20年後のピザ ~ コオロギ・ピッツァ

きたる人口爆発による食糧不足、それを救うのは「昆虫食」をおいてない、としばらく前から繰り返し叫ばれていますが、進んでいるのでしょうか。

昆虫食フェアなども海外だけではなく、日本などでも確かに以前よりは活発に催されたりしてますから、マスコミでとりあげらる頻度も上がってきているような気はします。

が、どっちかというとゲテモノ食として面白半分に取り上げられているだけで、本気で食糧危機の救世主と扱っているところは少ないようです。

ほんとに昆虫が普通に食卓にのぼる時代がくるんかい、といった現在の状況ではありますが、アメリカの昆虫食の本で「寿司だって以前は欧米諸国にしてみれば (生の魚介類を食べるなんて) ゲテモノ料理だったけど、今じゃ普通でしょ?だから昆虫食だって普通になりえる」って記述がありました。

一理あるなと。

(image by The Big Bang)

さて、今から20年後の2039年、現在の人口増加率から世界は90億人を突破するものと予想されます。

この人口ではただでさえ食糧供給が滞りそうなうえに、温暖化の影響で農作物の安定供給も危うい可能性があります。

イギリスで開催された「ザ・ビッグ・バン・UK・ヤング・サイエンティスト・アンド・エニジニア・フェア (The Big Bang UK Young Scientists & Engineers Fair)」でトム・チーズライト (Tom Cheesewright) によって未来のピザが考案されました。

話の流れからピザの上に大量の昆虫がそのまま乗っているのを想像した人もいるかもしれませんが、見た目は普通のピザです。

このピザは、生地にコオロギの粉末を使用し、トマトも工場内にある人工の土壌 (ココナッツの殻) でLEDの光のみで育てられたもの、チーズに見えるものも実はアーモンド由来のたんぱく質からつくられた植物ベースのもの。

このようなピザが標準になるとトムは考えます。

さらにそこから30年後、つまり今から50年後の2069年、研究室内で培養された肉やチーズと使い、ロボットシェフにより3Dプリントでピザが作られることが標準になるとか。

(参照サイト)
The Big Bang






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