■アフリカの小柄な獣人 ~ カクンダカリ
今回はアゴグウェ、キコンバと並びアフリカでもっとも有名な獣人のひとつ、カクンダカリ (Kakundakari) です。
UMAの目撃が多いにもかかわらず、人類発祥の地でありながら、なぜか獣人の目撃が少ないアフリカ大陸。
おそらく獣人の誤認候補であるクマが棲息していないことが関係しているのではないかと推測されます。
さてカクンダカリを見ていきましょう。
カクンダカリが目撃されるのはコンゴ民主共和国の北東の北キヴ州で、キコンバの目撃地帯と丸被りしています。
但し、カクンダカリはキコンバの報告がないアフリカ南部のジンバブエ共和国からの報告があります。
2種の大きな違いはその身長でキコンバが2メートルといわれるのに対し、カクンダカリは人間の子供程度 (0.6~0.9メートル) の大きさしかありません。
同地域に2種の獣人が棲息しているとはなかなか考えにくいこともあり、カクンダカリをキコンバの子供・幼体、つまり同一の生物と考える説もあります。
さらに言えばアゴグウェも同一とする説があり、つまりカクンダカリ・キコンバ・アゴグウェは地域による呼び名の違いではないかということですが、まぁ、個人的には特徴や目撃される地域が異なることから別種として扱うことにします。
(アウストラロピテクス)
(image credit: Wikicommons)
カクンダカリはキコンバ同様、ヒト属に近い特徴を備えており、その正体に化石人類、アウストラロピテクス (Australopithecus) やパラントロプス (Paranthropus) 等が挙がります。
ここら辺は人類発祥の地であるアフリカらしい説です。
但し、アウストラロピテクスやパラントロプスも身長は1.2~1.4メートルはあったと考えられており、カクンダカリよりはるかに大きいです。
カクンダカリは小柄といえどそこは化石人類、知性は高く道具を駆使しカニやカタツムリ、鳥等を捕まえては木の葉で作った袋に収め持ち帰る、なんて情報もあります。
カクンダカリの名を西洋に広めたのはスイス人ナチュラリストにして動物収集家、シャルル・コルディエ(Charles Cordier) 氏で (同姓同名のフランス人彫刻家とは別人)、彼はアフリカ遠征中にカクンダカリを実際に目撃したと主張しています。
大きさ的に考えてチンパンジーの子供を誤認している可能性はあるかもしれません。
(関連記事)
アフリカで獣人系が少ないのって精霊様と理解してしまうからでないすかね?ヒトガタだと特に。
返信削除コメントありがとうございます。
削除確かにアフリカの特に自然の多い地域の人たちは見慣れていて明らかに野生動物と区別できるからかもしれませんよね〜