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2025年3月17日月曜日

クロノサウルスらしき生物がいる! ~ 猎塔湖 (りえたこ) の怪物


■クロノサウルスらしき生物がいる! ~ 狩猟湖 (猎塔湖) の怪物

中国、四川省九竜県 (きゅうりゅうけん) にある猎塔湖 (りえたこ / 狩猟湖)。

九竜県という名はこの地域に「龍」のつく9の地域があることに由来するといいます。

猎塔湖は標高4300メートルに位置し寒冷で冬はマイナス5度、夏場でも12度程度しかないといいます。

レイク・モンスターが生息するには少々厳しい環境ですが、そんな猎塔湖に1990年代以降、突如として怪物が目撃されるようになりました。

初めて目撃されたのが1994年、当時の目撃者によればその生物は「恐竜」に似ていると表現していました。

数日後、目撃者は同湖を訪れた際に湖岸でヤクの死骸を発見し、数日前に目撃した恐竜に似た生物に襲われたのではないかと推測しました。

この「恐竜」という表現が厄介で、あまり具体的ではなく、一般的な人からするとプレシオサウルスのような海生爬虫類も全て「恐竜」に含めてしまうため本当に恐竜に似ていたのか判断が難しいところです。

但し、1999年6月、ホン・シェンリー (洪显烈) 氏はこの湖で謎の生物が泳いでいるのを遭遇、48回もの調査・目撃により、この生物をクロノサウルス (Kronosaurus) と推測していることから、恐竜ではなく巨大海生爬虫類に似ている可能性が高そうです。

(クロノサウルスの全身骨格)
(image credit: Wikicommons)

その後、2004年に2メートルぐらいのヘビに似た生物が泳いでいるのも目撃されています。

泳ぎながら、定期的に水を噴き上げる (体のどの部分から噴出しているかは不明)、というちょっと特異な習性もいくつか報告されています。

また、これらの目撃に加え、怪物そのものの姿ははっきりと確認できなかったものの、湖面のすぐ下をなにかが泳いでいるような大きな波が幾度も観測されています。

目撃証言を概ねまとめると、体長は2~3メートル、体色は灰色から黒、泳ぎながら水を噴き上げる、といったところでしょうか。

さて、この生物の存在を最も信じているのが前述したホン・シェンリー氏であり、直接の目撃に加えこの湖に巨大な生物が棲息している「4つの間接的な証拠」を提示しています。

1.発光現象
2.渦
3.波紋
4.氷の穴

1について、湖で頻繁に発光現象が観察されるといい、時計回りに旋回するような動きを見せ、これは発光する巨大な生物が潜んでいる証拠だと主張しています。

(謎の直径20~30メートルの渦)
(image credit: 百度百科)

2については彼以外にも目撃が多い渦を巻くような水流が観察されるもので写真にも収められています。

3の波紋についても2に近いものの直線的な動きであり、巨大生物でなければ起こせないような波紋が観察できるということです。

4については冬季に厳寒のこの地では湖の表面が凍ってしまうものの大小いくつもの穴が開いており、怪物が息継ぎ用に穴を開けている証拠と推測しています。

当然、科学者らはこれらの現象を (説明は困難なものの) なんらかの自然現象としてみなしており、またこの湖が形成されたのがクロノサウルスが棲息していた時期より遥か後、僅か1万年前であることから完全否定しています。

まあシェンリー氏が主張するようにクロノサウルスが棲息している、というのはちょっと行き過ぎですが、近年になっても比較的目撃が多く、何かしら大型の生物が棲息している可能性を期待したいところです。。

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