■写真にも撮られた! ~ 龍峰湿地自然保護区の水棲獣
中国黒竜江省大慶市龍峰区にある龍峰湿地自然保護区 (りゅうほうしっちしぜんほごく)。
2003年に制定された自然保護区で、総面積は5,000ヘクタール以上、日本人には分かり易い東京ドーム換算だと、1070個分です。
ま、釧路湿原の方が大きいですけどね (26,000ヘクタール)。
さてこの龍峰湿地自然保護区内にある湖 (池?) で巨大な生物が目撃されるといいます、龍峰湿地自然保護区の水棲獣です。
長いので「龍峰湿地の怪物 (Ryuzen Swamp monster)」と呼びましょう。
保護区に制定されたのが比較的最近ということもあり、初めて目撃されたのもかなり最近の2008年5月24日のことです。
大慶野生生物保護協会の理事により目撃されたもので信憑性は高く、大きさも現実的な1メートル、茶色の生物で水中をゆったりと泳いでいたといいます。
この時、写真の撮影にも成功、同協会の会長は写真を確認したうえでマスクラット (Ondatra zibethicus) の可能性を示唆しました。
実際、この地域の生物相を見るとマスクラットが入っているので可能性は高そうです。
しかし同年9月7日、今度は多くの人の目の前でまたも謎の生物が泳いでいるのが目撃されます。
その中にはプロの写真家 (孫国田さん) もおり、またも撮影に成功。
(謎の生物の連写によるショット)
(all image credit: 孫国田)
体全体は映っていないものの、連写により複数枚の写真が撮られマスクラットではなさそうです。
おそらく5月に目撃されたものとは別な生物でしょう。
「触角」のようなものが1対2本写っている写真もあり、ナマズのヒゲの可能性があります。
(髭らしきものが確認できるショット)
(all image credit: 孫国田)
この地帯の魚類の生物相には大型種としてナマズ、ソウギョ (Ctenopharyngodon idellus)、コイが並んでいます。
コイのヒゲにしては長過ぎ、ソウギョはコイ科ですがヒゲがありません。
既知生物で考えると、消去法でナマズという結果にはなります。
但し生えている部分が本当に頭部からなのかの判断は難しく、確実にヒゲと断定できません。
なんでもこの近くで1.8メートル、500キロのナマズが捕獲された、との (怪しい) 噂もあり、龍峰湿地の怪物の正体は巨大ナマズに違いないと言われています。
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