■先史時代の巨大タートルか!? ~ ギニアの巨大グロブスター
2007年、西アフリカのギニア共和国の海岸に巨大なグロブスターが発見されました。
大きさは特に公表されませんでしたが、周りにいる人々から推測して幅2~3メートル、長さ6~7メートルぐらいでしょうか。
高さも人よりも少し低いぐらいですから1.5メートルぐらいはありそうです。
全身はベージュっぽく背中 (?) が焼け焦げたように黒くなっている部分があります。
(まるで大口を開けたカメのように見えます)
(image credit: Pravda)
腐敗が進行しており写真では分かりにくいですが、四肢と尾、そして分厚い毛皮が確認できるといいます。
そこが本当に頭部なのか単に腐敗で体が裂けているだけなのか判断できませんが、大口を開けているように見える写真がフィーチャーされており、大きく湾曲した背中と併せ、巨大なウミガメのようなシルエットを形成しています。
(image credit: Pravda)
(image credit: Pravda)
現生最大のウミガメであるオサガメ (Dermochelys coriacea) は大型個体だと甲長だけで2メートル近くになり、頭部を含む全長であれば2メートルを優に超します。
が、さすがにこのグロブスターほどの大きさにはなりません。
先史時代のウミガメの最大種のひとつ、アーケロン (Archelon) であれば全長4.5メートル超とこのグロブスターといい勝負が出来そうです。
(アーケロン)
(image credit: Wikicommons)
但し記事中に「甲羅」があるという記述はなかったと思います。
アーケロンが正体というのも凄すぎますし。
で、これはロシアのプラウダ (Pravda) の記事で、当時からほとんど詳細が無く、しかも既に記事は削除されているため詳しいことは分かりません。
(鰭らしきものがあります)
ただ写真から判断すると干からびてはいるものの細長い鰭のようなものが確認でき、干からびているので形状は当てにはなりませんがザトウクジラ (Megaptera novaeangliae) のそれに似ています。
ということでこのグロブスターの正体はザトウクジラの可能性が高そうです。
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿