■ワニみたいなアライグマ見たんですけど? ~ クーニゲーター
今回は、アメリカ、バーモント州モンペリエ (Montpelier) の森林で目撃された奇妙なハイブリッド系UMA、クーニゲーター (Coonigator) です。
クーニゲーターとはアライグマの英名ラクーン (racCOON) とアリゲーター (allIGATOR) のかばん語 (合成語) で、その名から分かる通り両者のハイブリッド系UMAです。
一見するとその姿はアライグマということなので、大きさ的にはそれほど大きくなく、ネコよりちょっと大きいぐらいでしょうか、実際アライグマを近くで見ると大きいですけどね。
しかしクーニゲーターの特徴は何と言ってもその頭部、アリゲーターのように吻 (鼻先) が長いといいます。
アライグマに見えるという証言から全身は毛で覆われモフモフであり、既知・未知に関わらず、 クーニゲーターの正体は哺乳類に違いありません。
でもワニみたいな頭部の哺乳類ってなかなか、というか全然思いつきません。
まあUMAなのだから既知動物にいなくて当然といえば当然ですが。
しかし、そうはいっても既知動物の可能性を全部排除してこそ真のUMAが生まれます。
そういうわけで、クーニゲーターの正体として、オポッサムが候補に挙げられています。
オポッサムは南北アメリカに生息する有袋類で、ネズミのように尖った吻をもつのが特徴です。
通常、あまり大きくない生物ですが、最大種のキタオポッサム (Didelphis virginiana) はかなり大きく成長する個体もあり、最大クラスにもなると7キロ以上に達します。
6~7キロ級のオポッサムだとアライグマほどの大きさ (一見すると子熊レベル) になるので、頭部をはっきり見ないとアライグマと誤認してしまうかもしれません。
森で後ろ向きのアライグマを見つけたと思い近づいて、振り返るや顔が全然違う!
オポッサムの存在すら知らない人は一体目の前で何が起きているのか分からなくなるでしょう。
後日、知人等に「アライグマの体なんだけどワニ (アリゲーター) みたいに長い吻をもつ動物を見たんだよな」と証言すればクーニゲーター誕生です。
でもまあ、正直なところオポッサムはどう転んでもアリゲーターには見えませんが。
ちなみにバーモント州にはオポッサムが棲息するほぼ北限であり目撃してもなんら不思議ではありません。
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オポッサム、いい読みだと思います。毛色似てるし、尻尾なんか見えなければモフモフに意識持ってかれますしね。
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