(これは現世のクマムシ)
■クマムシ風の新種の絶滅生物 ~ カビブタ
3000万年前の琥珀の中に閉じ込められた新種の生物が発見されました。
大きさはわずかに0.1ミリ、今回この生物を発見した琥珀の専門家ジョージ・ポイナーJr氏 (George Poinar Jr.) はこの生物を「カビブタ (mold pigs)」と呼んでいます。
このカビブタ、現世のダニとクマムシの特徴を併せ持つといいます。
(クマムシの詳細はこちらの記事をどうぞ)
丸々太ったからだに4対8本の足を持ち、見た目は不死身伝説のクマムシそのものです。
(original image by Daily Mail)
ですが決してクマムシの新種ではなく、まったく独自の科・属の生物になるそうです。
というのも、このカビブタの発見された琥珀には数百の個体が閉じ込められており、これらによってカビブタの「繁殖行動」「発達段階」「食性」などが分かっており、クマムシの仲間でもダニの仲間でもないことが明白だからだといいます。
カビブタの正式な学名はシアロモルファ・ドミニカナ (Sialomorpha dominicana)。
シアロモルファという属名はギリシャ語の「太ったブタ (sialos)」+「形 (morphe)」に由来し、種小名のドミニカナはこの琥珀が見つかったドミニカ共和国からきています。
(参照サイト)
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