■巨大寄生オナガバチ ~ エピリッサ・クアッガ
東アフリカのウガンダ共和国のキバレ国立公園内 (Kibale National Park) の密林で、体長10センチの巨大なオナガバチの仲間2種が発見されました。
引くほど大きい上に、触角、手足も長く、おまけにおしりから体長よりも長い針をちらつかせているため非常に恐ろしく見えます。
( "Epirhyssa quagga" image by Tapani Hopkins)
が、この長い針みたいなのは産卵管で人間を刺すことは出来ません。
オナガバチの仲間がそうであるように、これら2種も寄生蜂です。
その長い産卵管で、木材の中に隠れている甲虫の幼虫を見つけ出し麻酔をかけて卵を産み付けます。
("Epirhyssa johanna" image by Tapani Hopkins)
産み付けられた卵は幼虫の体内で孵り、致命傷にならないよう長い期間かけてゆっくりと幼虫の体内を食べつくします。
新種2匹につけられた名前は "Epirhyssa quagga" と "Epirhyssa johanna"、前者は体の縞模様がシマウマ (Equus quagga) を想起させることから、後者は発見者の奥さんの名前、ジョアンナ (Johanna) を献名したものです。
(参照サイト)
UNIVERSITY OF TURKU
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