■激レアシーサーペント ~ カイ・クワイ (ハイ・グアイ)
香港で目撃されたシーサーペント、その名もカイ・クワイ。
カイ・クワイはアジア圏ではわりと珍しいシーサーペント (巨大海蛇) 系のUMAです。
目撃されたのは1969年3月のとある夜のこと、浜辺で遊んでいた香港大学のグループが「赤ん坊の泣くような声」を聞きました。
真っ暗な夜に赤ちゃんの泣き声、気味悪いですよね。
グループのひとり、ベンジャミン・チーなる学生が鳴き声のする海の方に目をやると、距離にして18メートルほど先に巨大な黒い物体が浮いているのに気づきました。
それは見たことのない動物でした。
夜であったことと体の一部が水中に没していたことで全体を見ることはできませんでしたが、体長は6~9メートル、緑の目をもつ巨大なウミヘビのような姿をしていました。
決してそれは魚の頭部には見えなかったといいます。
ベンジャミン氏は咄嗟に「カイ・クワイ!」と叫びました。
怪物は30秒ほど浮いていましたが、そのまま水中へと消えていったといいます。
さて、カイ・クワイ、UMAファンでもあまり聞きなれない名前でしょう。
実際、日本のUMA本「驚異の未知動物コレクション (新博物学研究所)」でしか目にしたことがありません。
海外のサイトもかなり調べたのですが、残念ながらこのUMAを語っていると思われるソースを見つけることはできませんでした。
目撃された本国の中国や香港のサイト (中国語) ならもしかすると見つけることができるのかもしれませんが。
但し、目撃証言に出てくる怪物の大きさや怪物までの距離、6、9、18メートルに注目してみましょう。
一見中途半端に見えるこれらの数字、フィートに単位を直すとそれぞれ20、30、60フィートとキリがいいことから、やはり元記事は英語でありソースはどこかに存在しているのでは?と思わせます。
ちなみにこのカイ・クワイとは「海の魔物」を意味するといいます。
中国語はさっぱり分かりませんが、海の魔物は中国語で「海怪 (hai guai)」、発音は「ハイ・グアイ」なのでおそらくこれが訛ってカイ・クワイになったのではないかと個人的には推測しています。
ソースがないため情報は心許なく、UMA本に載っている上記のものですべてです。
夜間に目の色が赤や緑に光って見えるのは単に光に反射しているだけで既知の野生動物でもこういった現象は珍しいことではありません。
また、目撃された怪物も決して異常な大きさではなく、これはシンプルに巨大なサメやリュウグウノツカイを誤認した可能性も高そうです。
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アジアのシーサーペント系、他の UMAと比べても本当に情報の少ないやつが多い気がしますね。たまに海外のUMAの情報を調べることがあるのですが、ハロン湾のシーサーペントや、ジャワ島のジーガンサも本当に情報探すのに苦労した覚えがあります。
返信削除コメントありがとうございます。
削除古いUMA本なんかは特に元ネタを探すのが大変ですよね。昔だと翻訳誤りも多いですし。
ただ見つかった時の嬉しさはひとしおですね。
そうなると鳴き声は別の生き物なんでしょうね。浜でハッスルしたネコの近くにたまたまフカがいた…
返信削除コメントありがとうございます。
削除そうですね、それか鳴き声云々に関しては自分たちの悲鳴や後付けで鳴き声もあったような、、、みたいな感じかもしれません
また日本の創作の可能性が…でもロマンがあっていい話ですね
返信削除コメントありがとうございます。
削除これは創作ではなくて、もしかするとあまりに海外で人気のないコンテンツのためUMA本からも脱落していった、というのも考えられますね。