■2台の車の車内に突如響いた謎の嘲笑
今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックス。
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1990年代初頭、私がまだ10~11歳ぐらいだった頃の話です。
舞台はイタリア中部で、その日私たちは2台の車に分乗して海へと向かっていました。
私が乗っている側の車は道が分からなかったため、もう1台の後ろをついていく感じでした。
海への道のりには大きな工場地帯を抜けていく必要がありました。
工場地帯を走っていると前方を走っていたもう1台の車が予期せぬ動きで突如方向転換をしたのです。
私が同乗していた運転手は焦って旧カーブを曲がらなければなりませんでした。
その時です!
「急カーブだぞ!?」
という私たちの車の動きを予期したような声が車内に響き渡りました。
それはとてもはっきりと聞き取れる大きな声でした。
運転手は慌てて急ブレーキをかけ車を停めました。
私たちはみな困惑し顔を見合わせ、その声が同乗者の中に誰もいないことに気付きました。
私はとても近くから聞こえた感覚がありましたが、それが前からか後ろからか、右からか左からか、そういった方向は全く分からず、ただただ酷く怯えていたのを覚えています。
そしてその声は笑い声交じりであり、私たちを嘲笑っているような感じでした。
気が付くとナビゲートとして私たちの前方を走っていた車も停まっており、運転手がひどく困惑した表情を浮かべながら私たちの方へ駆け寄ってきました。
そして私たちに向かって叫びました。
「君たちも聞いたか!?車内で恐ろしい声が聞こえてきたんだ!」
その内容は私たちが聞いたものと全く同じものでした。
暑い夏の日、周りには人も車も建物も何もない場所だったのを覚えています。
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1台の車だけであれば、もしかするとイタズラ的に誰かが声色を変えて叫んでとぼけている、なんてこともできないこともないとは思います。(それでもバレないようにするにはかなり難しいとは思いますが)
が、この場合は離れて走っていた2台の車に同時に起こっており、そうなると車外からの声を聞き取ったと考えるのが一番合理的な考えです。
が、分譲していた人たちは車内から聞こえた、少なくとも外から聞こえたようには聞こえなかったのだと思います。
グリッチ的、もしくはパラノーマル的に考えて、慣れていない道の急カーブを曲がるため、守護神的な存在が2台の車に教えてあげた、とも取れそうですが、いずれもその声は「嘲笑的」であったというのが守護神的な役割と矛盾が生じます。
そもそもその声が無かったら事故に遭っていたかというよりも、むしろその声のせいで事故が起こりそうになったようにも見受けられます。
気味の悪いグリッチ体験談ですね。
(参照サイト)
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