■半水棲の恐竜!?ターポン湖の怪物 ~ ターピー
今回はターポン湖の怪物 (Lake Tarpon monster)、ターピー (Tarpie) の相性もあります。
ターポン湖 (Lake Tarpon) はアメリカ、フロリダ州ピネラス郡にある淡水湖です。
ターポンという名を聞けば、古代魚にして巨大魚のターポン (Megalops atlanticus) を連想すると思いますが、ターポンは海水魚であり湖には生息していないためなぜこの湖がそう呼ばれているのかは定かではありません。
但し、ターポン湖は元々はバトラー湖 (Lake Butler) という名前でしたが、同名の湖が近くにあり混同を避けるためにターポン湖に名称が変わったという経緯があります。
フロリダ沿岸全域でターポンは棲息しており代表的な釣魚のひとつであり、沿岸都市のターポン・スプリングス (Tarpon Springs) もそこからネーミングされており、ターポン・スプリングスに近いバトラー湖もそれに倣いターポン湖と名称が変更されたのでしょう。
ターポン湖で実際に釣れる釣魚にもちろんターポンは含まれておらず、代表的な魚種はオオクチバス (Micropterus nigricans) やブルーギル (Lepomis macrochirus) です。
さて、ではターポン湖の怪物を見ていきましょう。
湖の名前からも大型魚系のUMAではないかと想像してしまいますが、意外や意外、恐竜系です。
ターポン湖周辺ではなく、ターポン湖に棲息しているといわれており、それなら恐竜ではなくUMAに多いモササウルス (Mosasaurus) やプリオサウルス (Pliosaurus) といった絶滅巨大海生爬虫類、、、でもないというのです。
(スピノサウルスの半水棲を考慮した現代的復元)
(original image credit: Wikicommons)
その姿は獣脚類に似ているといわれており、その中でも半水棲が示唆されているスピノサウルス (Spinosaurus) やバリオニクス (Baryonyx)、イリタトル (Irritator) なんかが候補といった感じのようです。
上記恐竜たちは主に魚食性ですが、ターピーはより貪欲であり、野生動物たち全般、おそらく人間もターゲットのひとつと考えられています。
ただまぁ情報が乏しく、本当に目撃情報があったのか出所不明です (創作の香りも漂います)。
仮に目撃証言があったとして、いつもの通り、恐竜生存説はUMAの正体として最も人気・夢があると共に、最も敷居の高い説であり、個人的にあまり強く推すことはできません。
フロリダはクロコダイルとしてアメリカワニ (Crocodylus acutus)、アリゲーターとしてアメリカアリゲーター (Alligator mississippiensis) が棲息しており、現生動物の誤認であればこの2種がぶっちぎりの筆頭候補です。
また、UMA騒ぎをたびたび起こすアメリカマナティー (Trichechus manatus) もフロリダという地域を考えるとやはり候補からは外せません。
情報が入ったら追記します。
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