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2025年11月19日水曜日

茨城県、牛久大仏の頭上を翔けた翼竜 ~ 牛久プテラノドン


■茨城県、牛久大仏の頭上を翔けた翼竜 ~ 牛久プテラノドン (ウシクプテラノドン)

今回は牛久プテラノドン (Ushiku Pteranodon)。

UMA研究家の中沢健さんが命名したUMAですね。

中沢さんが茨城県出身ということもあり、同県のUMAを積極的に発信しており、牛久プテラノドンはその中のひとつです。

それでは見ていきましょう。

- 牛久大仏の空を翔ける影 -


中沢さんの命名からも推測できる通り、茨城県牛久市 (うしくし) で目撃・撮影されたプテラノドンによく似た翼竜系のUMAです。

ちなみに、水棲獣人ウシジナーが目撃された牛久沼 (うしくぬま) は、よそ者には意外に感じてしまいますが牛久市ではなく龍ケ崎市 (りゅうがさきし) にある沼 (湖) です。

(ウシジナーの想像図)

台座を含め高さ120メートル、日本最大級の大仏で知られる牛久大仏。

その大仏の頭上を、ある晩、巨大な翼を持つ影が横切ったといいます。

目撃者によれば、翼は「コウモリのように薄い膜状」で、「首が長く、頭の後ろには長大なトサカのような突起」があったといいます。

この奇妙な目撃証言がネット掲示板に投稿されたのが21世紀初頭、それ以降、「牛久プテラノドン」は目撃が増していくこととなります。

- 元々はネットが原点 -

(プテラノドンの全身骨格)
(image credit: Wikicommons)


牛久プテラノドンの最大の特徴は、その発信元がほぼ完全にインターネット上だったことです。

匿名掲示板、個人ブログ、そして初期SNS等々。

21世紀初頭、今ほど情報共有の主流ではなかったSNSですが、「茨城で翼竜が飛んでいる」という興味溢れる話題はUMA界では瞬く間に拡散していきました。

そうすると不思議と「自分も見た」と情報が相次ぐのがUMAの面白いところ。

都市伝説系はそんなものですけどね。

「夜空を横切る巨大な鳥のような影を見た」
「田んぼの上を低空飛行していた」
「車のヘッドライトに翼のような影が見えた」

その多くは具体性に乏しく、物的証拠はありません。

まぁそれこそがUMAの醍醐味でもあるんですけどね。

- 巨鳥? ドローン? それとも? -

(撮影に成功したウシクプテラノドン)
(image credit:)

牛久プテラノドンは目撃だけでなく、実際に撮影にも成功されています。

その姿はまさに、「復元されているプテラノドンそのまま」であり、そんなことがあり得るのかというぐらい瓜二つです。

但し、これについては一考の余地ありで、プテラノドン型のカイトであったり、ラジコン、ドローン等、意図的なフェイク画像ではなく人工物を誤認してしまった可能性も含まれているかもしれません。

そういった人工物の誤認を排除した場合、専門家の意見では、トビやアオサギ等の大型鳥類の誤認が有力視されています。

特に夕暮れ時や逆光で翼の影が膜状に見えることがあるといいます。

- ネットの彼方に棲む翼竜 -


目撃された牛久プテラノドンと、撮影された牛久プテラノドン (中にはフェイク画像も含まれているようです) は必ずしも同じものではない可能性があり、別物として考えてもよさそうです。

ですがいくらUMAの世界といえども、翼竜生存説は恐竜生存説と同レベルに厳しく、その正体として日本には生息していないものの、未知のオオコウモリ説がギリギリ現実感をもちつつ、かつ、最もロマンのある説ではないでしょうか。

牛久プテラノドンは「21世紀のUMAたちは、ネットの中から生まれる」という新しい形態のUMAのひとつといえるかもしれません。

そうそう、最初の目撃は夜間だったといいますから、みなさんも (特に牛久市にお住まいの方は) 夜空をそっと見上げてみるのもいいかも?しれません。

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