■消えた本が謎のメッセージと共に現れる ~ 「あなたは既に知っている」
今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックス。
初めて聞く方のために、グリッチ・イン・ザ・マトリックスを簡単に説明しておきましょう。
グリッチ・イン・ザ・マトリックスとは、ひと言で言えば『日常に起こる現実のバグ(グリッチ)』です。
我々が「現実」と思って暮らしている世界が、実は「現実」ではなく「仮想世界 (パソコンの中)」であり、我々はただのパソコンの中の住人に過ぎないのではないか?という陰謀論についての体験談です。
今回はグリッチの中でも最も多い消失系グリッチ (バグ)。
消失系はありきたり (失くしたけど変なところで見つかる) のものが多いですが、これは興味深いですよ!
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昨日起きたことを思い出すと、今でも不安でたまりません。
私は作家で、大学時代からずっと持っていたスティーブン・キングの「書くことについて ~ON WRITING~」を何度も何度も読み返しています。
友人にその本から一節を引用しようとしたのですが、一言一句正確に覚えていたわけではありませんでしたから、原文で確かめてみようと思いました。
本棚に行ってキングの本を取り出し、その引用しようとしたページを見つけました。
そのページを開いたままテーブルに置いて、飲み物を取りにキッチンへ行きました。
その間、せいぜい90秒程度でしょうか。
戻ってくると、本が消え去っていたのです!
テーブルにはもちろん、床に落ちてもいません。
正真正銘、本はこの部屋から消え去ってしまったのです。
私は一人暮らしですから、誰かが持ち去ることは物理的にあり得ません。
アパートのすべての部屋を探しましたが、キングの本は跡形もなく消え去っていたのです。
私は途方に暮れ本を探すのを諦め、頭をリセットしようと散歩に行くことにしました。
1時間程してアパートに戻ると、なんとキングの本はテーブルの真ん中に何事もなかったように置かれていたのです!
但し、本は閉じられていました。
心臓がドキドキし始めました。
本を開こうとすると、まさにさきほど私が参照していたページがパタンと開きました。
そして、その段落の隣の余白に、私の筆跡で青ペンでこう書かれていました。
「あなたはこれを既に知っている」
私は自分の本に書き込んだりしません、絶対に!
それに、そもそも私はそんなことを書いた記憶もありませんし、これは絶対に私が書いたものではありません。
頭がおかしくなりそうです。
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さて、これは自分の身に起きたらゾッとする話です。
筆跡が自分であっても怖いですし、見覚えのないものであってもどちらにしても怖いです。
この話では自分の筆跡であることを投稿者が語っているため、それを書いたのは自分である可能性が高いですが、投稿者はその記憶もなければ、そもそもそんな (本に直接書き込む) 癖がないと語っています。
少なくとも大きく時間を失われていないのがこの話の重要なところで、世間一般で聞くような一過性全健忘や解離性健忘 (いずれも一時的な健忘)、多重人格障害 (いわゆる多重人格) には当てはまらないような気がします。
まあその筋のプロではないのでこれについては正確な判断はできませんけど。
机から離れて90秒以内に本が消え失せたので、その間に実は自分で本に書きこんだり、どこかへ本を持ち去ったりしたのを忘れ、その後1時間ほど離れている間に先ほど別の場所へ持ち去ったものを再び自分で机に戻していた、ということになります。
そしてその本に書き込んだり持ち去ったり元に戻したり、といった行動部分だけがきれいさっぱり記憶から消え去ってしまった、、、先に挙げた障害の中であれば多重人格障害なら可能な気もしますがこうもうまく記憶が繋がり、時間を失われないものなのかはちょっと分かりません。
但し、時間についてはその都度細かくチェックしていたわけではなさそうですし、実は思っている以上に時間を失っていた可能性はあったかもしれません。
グリッチ・イン・ザ・マトリックス的に考えれば、異なる次元の「本に書き込み癖のある自分」が書いた本が、バグって置き換わってしまったということになるでしょうかね。
個人的にはもし自分に同じことが起きたら、グリッチ・イン・ザ・マトリックスを疑うよりも障害の方が気になって怖くなってしまいますね~
話を戻しましょう、この投稿者さんは後にキングの例の本を調べたんでしょうかねぇ。
、、、その夜、もう一度あのページを開いてみた。
だが、青い文字はどこにもなかった、、、
(参照サイト)
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