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今回はタウポ湖の怪物 (Lake Taupō monster) ことタウポ・モンスターです。
「驚異の未知動物コレクション」等、日本のUMA本でしか見たことのないUMAで、日本限定のUMAです。
さてこのタウポ湖、同本にて「オーストラリア、シドニー北にあるタウポ湖」と表現されているものの、オーストラリア内でタウポ湖は発見できず、ニュージーランドの間違いではないかと推測します。
まあ同名の湖は世界各地に存在しますから、絶対とは言い切りませんが、本ブログではニュージーランドにあるタウポ湖として話を進めます。
タウポ湖はニュージーランド北島に位置する同国最大の湖で、日本最大の琵琶湖 (670平方キロメートル) とほぼ同等 (616平方キロメートル) の表面積を誇ります。
「タウポ」という名は「タウポ・ヌイ・ア・ティア (『ティアの大きなマント』の意)」に由来し、これはマオリ族の伝説の冒険家、ティアにちなみます。
タウポ湖の怪物もマオリ族の間では古くからしれれており、19世紀以降、ヨーロッパの移民たちにも目撃されるようになりその存在が広まったといいます。
オーストラリアの未確認動物学者といえばこの人、といえるレックス・ギルロイ氏はタウポ・モンスターの写真撮影に成功したと記載があります。
タウポ湖の怪物は長い首を持っており、全体のシルエットは首長竜に似ているといいます。
ギルロイ氏は10分ほど観察したといい、同湖にはおそらく20~30頭ほど棲息しており、プレシオサウルスの生き残りではないかと推測しています。
ギルロイ氏かぁ、、、といった感はありますが。
さて、「オーストラリア、シドニー北にあるタウポ湖」やレックス・ギルロイ氏のコメント等、怪しく謎だらけのUMAですが、もしかするとこれはタウポ湖ではなくホークスベリー・リバーの誤りかもしれません。
ホークスベリー・リバーはシドニー北部を流れますし、この川の有名なUMA、ホークスベリー・リバー・モンスターもプレシオサウルスタイプの水棲獣です。
さてタウポ湖の怪物に関して情報は皆無ですが、タウポ湖を含む川や湖、そして海にはタニファ (Taniwha) なる水棲獣 (神話上の生物) の伝説があります。
パラノーマルな存在であり、その姿は千差万別、多くはヒゲクジラや大型のサメ (ジンベエザメ) の姿として描かれるもののワニ (イリエワニ) やムカシトカゲといった爬虫類的なものもあります。
タウポ湖にUMAの伝説があるとすればきっとタニファが関係しているに違いありません。
(参考文献)
驚異の未知動物コレクション
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