2025年6月30日月曜日

幻だった!?古い邸宅と優しい女性、そしてその飼い犬


■幻の古い邸宅と優しい女性、そしてその飼い犬


山口敏太郎さんの著書で都市伝説 (?) の「幽霊ラーメン」というものがあります。

とある男性が夜にぶらりと訪れたラーメン店、どこにでもあるような店構えだったといいますが、とても美味いラーメンを提供してくれ、男性は隠れた名店を見つけたと喜んだといいます。

翌日もその美味いラーメンを食べようとお店を訪れると、そこはただの廃墟であり、ラーメン店はなくなっていたといいます。


恐る恐るその廃墟に入ってみるとカウンターには前日に自分がお勘定で置いた500円玉がそのままになっていたといいます。

今回のグリッチはその幽霊ラーメンをちょっとばかり彷彿とさせるものです。

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私は17時に仕事を終え、帰宅すると娘と一緒に飼い犬を連れ、毎日近所を散歩をしています。

いつものコース、どこにどんな家があるかは把握しているつもりでした。

しかし昨日の散歩の際、見慣れない家の前を通り過ぎました。

奇妙だと思いましたが、今まで気にも留めていなかっただけかもしれません。

その家は古く、室内では裁縫師が働いているのが見えました。

ガレージに車が停めてありましたが、これまた古い年代のものでした。

その家には女性がおり、とてもかわいい犬を飼っていました。

犬は門のところまで駆け寄ってくると私の飼い犬に挨拶にやってきました。

主人の女性も門のところまでやってきて微笑んで私に挨拶をしてくれました。

今日、また犬を連れ娘と共に散歩に出かけました。

また昨日の優しい女性とかわいい犬に会うのが楽しみでなりませんでした、が、意外なことがありました。

昨日の古い邸宅があった場所には全く違う家が建っていたのです。

何が起きたのか理解できません。

家は、彼女は、彼女の飼っていた犬はどこに行ってしまったのでしょう?

いまだに理解できません。

実はその日に犬の散歩などしておらず、私が散歩する時間に寝てしまい夢で見たものと現実をごっちゃにしている?

とてもあれがあれは夢だったとは思えません。

仮に日課の散歩を忘れていたとしたら私の犬は落ち着きなくなるのですぐに気付きますし。

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(参照サイト)
reddit / tr0uble_kid


2025年6月29日日曜日

巨大な17個の卵も発見!ピン川の怪物 ~ ピンシー


■巨大な17個の卵も発見!ピン川の怪物 ~ ピンシー

タイ最大の河川のひとつ、チャオプラヤー川 (旧メナム川 / Chao Phraya River)。

世界最大の淡水エイ、プラークラベーンことヒマンチュラ・チャオプラヤ (Himantura chaophraya) の生息地としても知られます。

最大個体であれば2トンを超すのではないかと推測される淡水エイです。

さて、このチャオプラヤー川の主要支流のひとつにピン川 (Ping River) があります。

目撃時期がはっきりしないものの、この川ではネッシータイプの首の長い生物が目撃されたことがあります。

ピン川の名にちなみピンシー (Pingsie / Ping River monster) と呼ばれます。

情報が少なすぎ、首が長かったのか、それとも単にシーサーペント (巨大海蛇) タイプだったのかも明確ではありませんが、その極めて少ない目撃情報の中には2頭同時に泳いでいた、というものも含まれます。

(メコンオオナマズ)
(image credit by Zeb Hogan via Live Science)

珍しい特徴としては頭部にトサカのような突起物があるという点です。

尚、ピンシーが目撃された日には付近の川岸でスイカほどもある巨大な卵が17個も発見されたといい、その卵はピンシーのものと信じられています。

2頭のピンシーと卵を関連付ける明確な証拠はありませんが、もし関連するのであればその2頭はつがいであった可能性が高いでしょう。

ピンシーが存在する決定的な証拠になりえたその17個の卵がどうなってしまったのかは残念ながら分かりません。

(ジャイアント・パンガシウス)
(image credit: Wikicommons)

その正体としてはメコンオオナマズ (Pangasianodon gigas) に匹敵するほどの巨大ナマズ、チャオプラヤオオナマズ (ジャイアント・パンガシウス / Pangasius sanitwongsei) が最もあり得そうです。

チャオプラヤオオナマズの最大個体ともなると3メートル、300キロを超えるといわれ、特徴的な長い背ビレはピンシーのトサカを彷彿とさせます。

さてこのUMA、日本のUMA本でしかお目にかかったことがなく、海外のUMAながら日本限定で知られます。





2025年6月28日土曜日

フィンランドの湖に現れる謎の怪光 ~ パーセルカ・デビル


■フィンランドの湖に現れる謎の怪光 ~ パーセルカ・デビル

今回はパーセルカ・デビル (Paasselkä devil)。

フィンランド南東部にあるパーセルカ湖 (Paasselkä)、隕石の衝突により出来上がった湖で楕円形の湖です。

この湖にはパーセルカ・デビルが出没することで古くから有名です。

出没するといってもパーセルカ・デビルはUMAではなく怪光 (鬼火) で、いわゆるウィルオウィスプ (will-o'-wisp) の一種です。

(人工的に出現させたウィルオウィスプ)
(image credit by Wikicommons)

球状の明るく輝く光が湖の上や湖畔を彷徨います。

光の動き・速度は不規則でゆっくり移動することもあれば高速で移動することもあり、ときにはそのまま宙に留まることもあります。

また、その光はそれ自身、まるで意思を持っているかのように船を追いまわしたり、逆に光を当てると逃げたり、といった動きをするのが特徴です。

こういった不自然な動きをすることからかつてこの怪光は邪悪な存在と信じられ「デビル」と命名されたというわけです。

鬼火の正体が球電やリン・リン化水素の発光や自然発火等で説明されますがパーセルカ・デビルはどうでしょう?

(巨大な球電)
(image credit by Wikicommons)

実際のところはっきりとは分かっていません。

湖や湖畔でばかり球電が起こるとは考えづらく、そもそも球電がそんなに頻繁に起こること自体が不自然です。

しかしひとつのヒントはあるようです。

前述の通り、この湖は隕石の衝突によって出来上がりました。

B級ホラー映画では隕石の衝突で宇宙人やら謎の生物が出現したり、もしくは地球上の生物が突然変異を起こし怪物に変身、といったことが定番ですが、パーセルカ・デビルも隕石の衝突と無関係ではないかもしれないといわれています。

突然オカルトテイストに?

そんなことはありません。

なんでもこの湖、隕石の衝突により磁気異常がみられるといい、この磁気異常がなんらかの影響を及ぼしパーセルカ・デビル現象を引き起こしているのではないか?と考えられています。

確かに湖自体に原因があるのであれば湖やその周辺でばかりデビルが出没することの説明がつきます。


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2025年6月27日金曜日

マダガスカルの大きな獣人 ~ オンバス


■マダガスカルの大きな獣人 ~ オンバス

今回はマダガスカルの獣人、オンバス (Onbas)。

この獣人は謎中の謎の獣人です。

UMAなんだから謎で当然でしょう?と思うかもしれませんが、そういった生物学的な謎ではなく、いったい自分は何を参考にこのオンバスの記事を旧サイトで書いていたのか全く不明な (忘れてしまった) のです。

思い当たる文献はありますが、引っ越しでどこかに埋もれており発見できていません。(笑)

海外サイトでは見つけられないことから日本のUMA本かなぁ。

詳細不明なので日本限定のUMAとして扱います。

取り敢えず、自分の過去の記事を参考にオンバス見ていきましょう。

オンバスは体長1.7メートルと成人男性ぐらいの背丈があります。

獣人としてはあまり大きくありませんが、マダガスカルの獣人として最も有名なカラノロは60センチ以下であり、オンバスはその3倍ぐらいがあります。

マダガスカルも獣人はいくつか報告されていますが、この島国はキツネザルの宝庫であり、獣人としてはキツネザルに似た特徴を持つものが多く、世間一般でいわれる獣人とは少々毛色が異なります。

(現生キツネザルの最大種、インドリ)
(image credit by Wikicommons)

そんな中でマダガスカルで獣人らしい獣人といえばカラノロ、そしてこちらのオンバスです。

小さい獣人をカラノロ、大きい獣人をオンバス、といった感じで覚えると良いでしょう。

オンバスの知性の高さはその行動で一目瞭然で、マダガスカルの住人たちと物々交換しているというのです。

オンバスの生息範囲にある河岸にお椀にご飯を入れておくと、オンバスはご飯を持ち去る代わりに、お椀の中に蜂蜜をいれていくといいます。

一応注意したいのが、直接的な対面での物々交換をしていないことから、お互いに人間同士てあるにもかかわらず、お互いに相手をオンバスだと信じて間接的な物々交換をしている可能性があるということです。

尚、オンバス同士がコミュニケーションを取る際に言語を操っているかどうかは分かっていませんが、オンバスの生息域では気を叩く音が頻繁に聞かれることから、この音で会話を行っている可能性が示唆されています。

さてその正体としてはやはり絶滅した大型のキツネザルが候補となりますが、特に身長1.5メートル、体重80キロほどのメガラダピス (Megaladapis) は大きさもさることながら、メガラダピス ・エドワルドシ (Megaladapis edwardsi) メガラダピス ・マダガスカエイエンシス (Megaladapis madagascariensis) の2種は14世紀以降まで人類と共存していたことで特に注目されます。

身長1.7メートルという身体的特徴は一応ありますが、その他についての身体的特徴は残念ながら得られず、本当にキツネザルタイプなのかもわかりません。

知性の高さが本当であれば、霊長類と言ってもキツネザルの仲間 (Strepsirrhini) ではなく、よりヒト属 (Homo) に近い種かもしれません。

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