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2025年11月30日日曜日

撮影にも成功した半魚人 ~ ハンティントン・ビーチ・モンスター


■撮影された半魚人 ~ ハンティントン・ビーチ・モンスター

今回はハンティントン・ビーチ・モンスター (Huntington Beach Monster)。

アメリカ、カリフォルニア州南部オレンジ・カウンティ (オレンジ郡) にある15キロメートルにも及ぶハンティントン・ビーチ。

サーファーたちにはサーフィンの聖地として知られています。

2018年10月3日、このサーフィンの聖地の地元住民、サーファーのジョージという名の青年によって目撃・撮影されたUMAがハンティントン・ビーチ・モンスターです。

ジョージ氏の友人、キャロル氏がオカルト系YouTubeチャンネル、MrMBB333にジョージ氏が撮影した写真と共にコメントを投稿し話題となりました。

(撮影されたハンティントン・ビーチ・モンスター)
(image credit: George via MrMBB333)

(撮影されたハンティントン・ビーチ・モンスター)
(image credit: George via MrMBB333)

キャロル氏がジョージ氏から聞いた話によれば、怪物が現れる直前に魚の群れが水面を飛び跳ねはじめ、異変を感じたジョージ氏がスマートフォンで撮影したということです。

ジョージ氏は合計3枚の写真を撮影しましたが、写っていたのは最初の2枚のみで3枚目にはその怪物の姿は水中へと没し姿をくらましていました。

2枚の写真はいずれも怪物の部分的な撮影にとどまっていることから、その全貌はどのようなものであるかは推測するのが難しく、単にイルカやシャチといった大型の海生哺乳類、もしくは海鳥ではないか?ともいわれています。

しかし、特にその1枚は海棲哺乳類や海鳥とはとても思えない複雑な形状をしており、見方によっては腕を上げたヒューマノイドタイプの上半身が写っているように見えなくもありません。

キャロル氏は写真に一切の加工は施されていないと言っていますが、「ジョージ」「キャロル」共に匿名であることから、一人二役の可能性もあり、写真自体に疑義がかけられているのも確かです。

但し、低解像度、形状も不鮮明であることから、フェイクと言えるほど完成度も高くなく、匿名であるのは単純に身元を明かしたくなかっただけかもしれません。

とはいえ、じゃあ何に見えるか?といわれても、何も思いつかない、というのが正直なところです。






2025年11月29日土曜日

二足立ちする奇妙な大型ネコ科動物 ~ アラバマ・キャットマン


■二足立ちする奇妙な大型ネコ科動物 ~ アラバマ・キャットマン

今回はアラバマ・キャットマン。

未確認動物の目撃情報サイトに投稿されていたもので、命名はされていませんでしたが、その特徴から英語圏では「~マン」、日本だと「〇〇男」と呼ばれるジャンルにカテゴライズされる生物なのでこの名で呼ぶことにします。

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私はアラバマ州の大都市に住んでいます。

周囲は確かに田園や森林に囲まれているものの、都市部は広く賑やかな中心部から繁華街にかけてエリア分けされており、郊外も人口が密集し商業化されています。

そのため、ハンターたちが遭遇するような未確認動物とは無縁の場所と思って暮らしていました。

しかしある日、私はドライブスルーに並んでいた時のことです。

交通量のとても多い道路の向こう側には大きな丘が広がっており、その先には大きな教会がありました。

その丘を大きな「黒猫」がゆっくりと歩いているのが目に入ったんです!

目を凝らすとそれはとてつもなく巨大であることに気付きました。

少なくともヒョウほどはあり、実際はもっと大きかったと思います。

と、突如もの凄いスピードで丘を駆け上がり始めました。

丘の頂上近くまで駆け上がった時のことです、その「黒猫」は後ろ足で立ち上がったのです!

すると、足元にある木々を、まるで人間がフェンスを乗り越えるような動作で飛び越えました。

「黒猫」はまた四つん這いで着地すると、丘の向こうへと姿を消してしまいました。

私はその後の数年間、自身に「あれはなんでもなかった」と言い聞かせ、現実に起きたことではないと思い込むようにしていました。

しかし、、、

田舎から私の家へ遊びに来る予定だった友人たちがパニックになって電話を掛けてきたことで悪夢は蘇りました。

私があの「黒猫」を目撃した幹線道路 (といっても人里離れた森に囲まれた地域ですが) と同じ道を友人たちが車で走っていたところ、彼らの目の前を巨大な「黒猫」が横切ったというのです。

「黒猫」は友人たちの車に一瞥もくれることなく道路を横切ると、突如後ろ足で立ち上がり、そのまま森の中へと跳びさって行ったそうです。

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アラバマ・キャットマンいかがだったでしょう?

大型ネコ科動物を思わせるものの、ただ二足立ちできるだけではなく、そのままの姿勢で動くことができるという優れものです。

現生動物の誤認候補を見ていきましょう。

北米大陸の大型ネコ科動物といえばピューマ (Puma concolor) とジャガー (Panthera onca) がいます。

いずれもアラバマ州には生息していませんが、ピューマならワンチャン可能性はあるものの、巨大な「黒猫」だったというのがウィークポイント。

ピューマの黒色変異種 (メラニズム) は存在しないと思われるため、生息域的には厳しいものの体色的にはジャガー (いわゆるクロヒョウ) のほうに分がありそうです。

が、二足歩行できる点を考慮するとどちらも絶望的。

(ルイジアナクロクマ)
(image credit: Wikicommons)

で、一番あり得そうなのはクマ。

アラバマ州は北米最南端の州のひとつですがクロクマのアメリカグマ (Ursus americanus) が棲息しています。

大型ネコ科動物に見えるかどうかはさておき、大きさ、色、動作、といった条件を「一応」兼ね備えてはいます。

ただクマを見てパラノーマル感を感じるか?といったら、疑問ではありますが。






2025年11月28日金曜日

猪苗代湖に潜む淡き巨影 ~ イナッシー


■猪苗代湖に潜む淡き巨影 ~ イナッシー

福島県のほぼ中央、磐梯山 (ばんだいさん) の麓に広がる猪苗代湖 (いなわしろこ)。

日本で4番目に大きい湖であり、澄んだ水質と穏やかな湖面から「天鏡湖(てんきょうこ)」とも呼ばれています。

冬には白鳥が舞い降り、夏には観光客がボートを浮かべる――。
その穏やかな風景の裏で、かつて湖底に「巨大な何か」が潜んでいると囁かれていました。

今回の主役、その名は――イナッシーInassie /  Lake Inawashiro monster)。

日本版ネッシーの一角を占めるレイク・モンスターです。

1990年代に突如として話題を呼び、しかし今では霧のように語り継がれる幻の存在となっています。

詳細情報はUMA研究家の中沢健さんのものしかないため、中沢さんの情報を中心に紹介しますね。

― 湖面に首を出した影 ―


噂が広がり始めたのは1990年代初頭のこと。

観光客の一人が「湖面に巨大な首のようなものが見えた」と証言したのを皮切りに、次々と同様の目撃談が相次ぎました。

体長は12〜13メートル、長い首に丸い胴体――その姿はまるで古代の海竜プレシオサウルス (Plesiosaurus)。

「首を水面に突き出して泳ぐ影を見た」「波の立ち方が異常だった」という報告も多く、地元ではいつしか「イナッシー」という愛称が定着しました。

当時は「ご当地ネッシー・ブーム」の真っ只中だったのでしょう。

テレビの取材班が訪れ、湖畔にはピンク色のかわいいイナッシーのイラスト入り看板まで登場。

しかし、証拠写真が決定的でなかったため、やがてブームは静かに去っていきました。

― プレシオサウルスか、それとも巨大魚か ―


イナッシーの正体をめぐっては、いくつもの説が飛び交っています。

一つは、太古の首長竜プレシオサウルスが生き残っていたというクラシックな説。

ネッシーの影響を色濃く残した説ですね。

猪苗代湖の水深は平均約50メートル、最大深度は約94メートル。

大柄な生物が一時的に身を潜めるには、たしかに十分な深さがあります。

一方で、生物学者の中には「巨大ナマズ説」を唱える人もいます。

実際、猪苗代湖には体長1メートルを超えるコイやナマズが生息しており、水面近くを泳ぐ姿が「細長い影」として誤認された可能性もあるのです。

(中国で釣られた75キロのアオウオ)
(image credit :YouTube / South China Morning Post)

さらに一部では、外来種のソウギョ (Ctenopharyngodon idellus) やアオウオ (Mylopharyngodon piceus) が異常繁殖した時期の目撃と重なることを指摘する研究者も。

とはいえ、それらでは説明できない「首のような形」「波の軌跡」も残されており、謎は解明されていません。

― イナッシーはなぜ沈黙したのか ―


1990年代に一度は「湖のスター」となったイナッシーも、2000年代に入るとほとんど語られることはなくなりました。

理由の一つは、観光目的の「創作UMA」と見なされたことでしょうか。

地元の人々の間でも、「そんな生き物はいない」と冷ややかな声が増えたようです。

しかし、当時の目撃者の中には今なお「あれは生き物だった」と証言を続ける人もいます。

ある漁師はこう語っています。

「夜明け前、湖面が急に盛り上がったんです。魚群探知機にも何も映らない。
波が収まった後に残った泡だけが、静かに漂っていました。」

その静かなトーンには、恐怖と同時にどこか懐かしさが宿っています。

イナッシーとは、もしかすると私たちの想像力そのものが湖に映った影なのかもしれません。

― 湖が見せる「もうひとつの顔」 ―


朝霧の立ちこめる猪苗代湖に立てば、波の音がゆったりと耳に届きます。

風が止み、水面が静かになると――遠くで何かが動いたように見えるかもしれません。

それが水鳥なのか、風の影なのか、あるいはイナッシーの背びれなのか。

誰にも確かめられませんが、湖が見せてくれる「ちょっと不思議な瞬間」を楽しむことはできます。

それこそが、UMAを語り継ぐ人間の素直な気持ちです。

――天鏡のような湖の底で、30年間静かに過ごしてきたイナッシーが、ひょっこり姿を見せてくれるかもしれません。

[参考文献]

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(関連記事)

2025年11月27日木曜日

青に染まる命 ~ チェルノブイリの青い犬


■青に染まる命 ~ チェルノブイリの犬たち

ウクライナ北部、あの「チェルノブイリ原発事故」の地――。
人が去って久しいこの「静かな廃墟」には、今も約700匹の犬たちが生きています。
彼らは、事故後に「見捨てられた」ペットの末裔 (まつえい)。

――そう、放射能よりもしぶとく生き延びた、真の「サバイバー」たちなのです。

― 立入禁止区域に残された命 ―


1986年、原発事故によって住民たちは避難を余儀なくされました。
家に繋がれていた犬たちは置き去りにされ、やがて人の消えた街で野生化。

その群れは世代を重ね、現在では原発跡地やプリピャチの街を自由に歩き回っています。
そして今、その犬たちの保護と調査を行っているのが、アメリカの非営利団体「クリーン・フューチャーズ・ファンド(Clean Futures Fund)」の関連団体――
ドッグズ・オブ・チェルノブイリ(Dogs of Chernobyl)」です。

彼らは避妊・去勢・ワクチン接種を行うとともに、放射線が犬の遺伝子にどんな影響を与えるのかを研究しています。

― 「青い犬」の出現 ―

(image credit: Clean Futures Fund)

2022~2023年ごろ、インターネット上に奇妙な写真が拡散されました。
それは、青みを帯びた毛並みを持つ犬たちの姿。

灰色というより、金属光沢のある「スチールブルー」。
SF映画のミュータント犬を思わせる外見に、世界中のネット民がざわめきました。

「放射能で進化した新種か?」「いや、きっと『チェルノ・ブルー』っていう毛染めの新色だ」
――そんな不謹慎なジョークまで飛び出す始末。

今回確認された犬たちは、かつて話題になった「青い群れ」とは異なるようです

専門家によれば、今回の件はおそらく遺伝的変異などではなく、近くの廃工場や化学施設に残留した金属粉(硫酸銅など)が被毛に付着した可能性が高いとのこと。

ただし、これはあくまで推測に過ぎず、現時点で真相は闇の中。

実際、37年以上も放射線区域で繁殖を続けてきた犬たちの遺伝子には、すでに普通の犬とは異なる変化が見られるといいます。

「彼らは人間の作った実験場で、誰にも頼まれず『実験』を続けているのです」――
ある研究者は、苦笑混じりにそう語りました。

― 「青」が人類に問いかける意味 ―


青は冷たさの象徴であり、静寂の色。
しかしチェルノブイリの青い犬たちは、人間に見捨てられても生きることを諦めなかった命の証でもあります。

「この土地がまだ『息をしている――』ことを、彼らが教えてくれる」
現地ボランティアの言葉です。

夜のチェルノブイリ――
月光を浴びた青い毛並みが揺れ、人類が犯した過ちの地で、遠吠えが虚しく響いているかもしれません。

(参照サイト)

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2025年11月26日水曜日

富山で目撃!80センチの巨大ムカデ ~ トヤマ・ジャイアント・センチピード


■富山で目撃!80センチの巨大ムカデ ~ トヤマ・ジャイアント・センチピード

今回は読者の方から寄せられた、驚くべきUMA目撃情報を紹介します。

場所は富山。田んぼと民家が並ぶ、ごく普通の細い路地――そんな日常の風景の中に、まったく見たことのない「黒い、節だらけの生物」が現れました。

― 夕暮れの路地で出会った異形の影 ―


その日、投稿者さんは夕方に車で帰宅中でした。

左右から車が来ていないか確認し、細い路地を渡ろうとしたその瞬間、視界の端で「何か」が動いたといいます。

それは、まるで多数のカニが一体化したような奇妙な動き。

しかしカニような横歩きではなく、前へ前へと進むその生物は、黒々とした体に無数の脚、いくつもの節を持ち、サイズは70~80センチ。

隣に座っていた5歳の息子さんも、「え、何あれ?!」「何あれぇ??」と声を上げたほど、異様で不可解な姿でした。

蛇のような「にょろにょろ」した動きとはまるで違う――
それは明らかに、投稿者さんの知るどんな生き物のカテゴリにも当てはまりませんでした。

投稿者さんがネットで調べた中で最も近かったのはジャワブラックセンチピードとのこと――

― 世界最大級のムカデを超える? ―


現生最大のムカデは、南米のペルビアンジャイアントオオムカデ (Scolopendra gigantea)。
最大クラスは30センチ以上。

さらにその近縁種として、ガラパゴスオオムカデ (Scolopendra galapagosensis) に「最大60センチ」という情報があります。

もし60センチが本当なら、富山で目撃された「巨大節足生物」にもムカデ説が浮上します。

しかし――
実はこの60センチ情報の出典は極めて曖昧で、研究者の間でも「都市伝説」扱い。

となると、仮に60センチ級が実在するとしても、それはガラパゴスオオムカデではなく、未知の巨大ムカデ種だった可能性が高いでしょう。

― 正体を探る ―


今回の目撃証言の特徴を整理すると、

・体長70~80センチ
・体は多数の「節」で構成
・無数の脚、蟹のような雰囲気
・蛇のような動きではなく、直線的に歩く
・体色は黒

やはり、節足動物――特に多足類が最も近い印象です。

ヤスデは足が短く、動き・形状が明らかに異なるため可能性は低い。
となると、最もしっくりくるのは巨大ムカデ。

とはいえ、70~80センチというサイズは世界広しといえど未発見。

可能性のひとつとして、20センチ級のオオムカデが数匹、縦に連なって移動していたなら……「一匹の巨大生物」に見えた可能性はゼロではありません。

しかし――

それではロマンがありませんね。

せっかく富山で、親子が同時に目撃した奇妙な「黒い節足生物」。

ここは、トヤマ・ジャイアント・センチピード (Toyama giant centipede) という名を与え、未知の多足類UMAとして記録しておきましょう。

いつかまた、あの細い路地を静かに横切る姿が見られるかもしれません。

引き続きUMA、グリッチ、ゴースト等々、現実的なものからパラノーマルなものまで募集中です、お気軽にコメント欄に書き込むかメールしてください

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(関連記事)



2025年11月25日火曜日

食材が移動する ~ 勝手に「初期化される」冷蔵庫


■勝手に「初期化される」冷蔵庫

「初期化」という言葉は、現在ほとんどの場合、パソコンやスマホ等の電子機器を「工場出荷状態に戻す」ときに使われます。

要するに設定がおかしくなった場合に「初期状態」にすることです。

あまりやる人はいないと思いますが「冷蔵庫」の初期化だってもちろん存在します。

しかし今回はグリッチ・イン・ザ・マトリックスの「冷蔵庫の初期化」の話。

グリッチ・イン・ザ・マトリックスとは、私たちが暮らしているこの世界は実は仮想世界であり、ときおり起きる「ほころび」が現実の姿を見せるのではないか――
そう語られる陰謀論めいた現象です。

グリッチ・イン・ザ・マトリックスの世界の「冷蔵庫の初期化」はちょっと話が違います――

― 「整えられすぎた」冷蔵庫 ―


ある一人暮らしの投稿者が語ったところによりますと、冷蔵庫の中身が「まるで初期設定されたように整っている」のを何度も見たそうです。

冷蔵庫の初期化――

それは設定が「工場出荷状態」に戻ったのとは全く違う話――

食材は並び順まできっちり揃い、牛乳・調味料・飲料・パック食品、それぞれが決まった位置に収まってしまうのです。

本人は、日によって食材を取り出しては無造作に戻していたため、

「自分が並べ替えた覚えがまったくないのに、いつも同じ位置に戻っている」

という状況に大きな疑問を抱きました。

ジュースや瓶もののラベルはきちんと正面を向き、パック物は棚の淵に合わせて平行に整頓されている――

― 侵入者の可能性? ―


当初、投稿者は「誰かが勝手に家へ入っているのでは」と疑ったといいます。

しかし、玄関の施錠に異常はなく、室内にも荒らされた形跡はありません。

貴重品や家電も何ひとつ動いていなかったため、侵入者説はほぼ排除できます。

とにかく奇妙なのは、「冷蔵庫の中身だけが整えられている」という点です。

― 意図的な「実験」 ―


そこで彼は、ある「実験」を行いました。

普段絶対に置かない位置にジュースを移動させたり、さらに数点の食材もわざと乱雑に配置し、「あり得ない状態」を意図的に作りました。

そして帰宅後に冷蔵庫を確認すると――
すべてが「いつもの配置」に戻っていたのです。

まるで見えない誰かが、初期状態へリセットしたかのように。

― 科学的に説明できるのか ―


もちろん科学的・そして合理的に考えれば、

・本人の無意識行動
・置き場所を「いつもの位置」と脳が誤認する認知のクセ
・複数日分の記憶の混同

といった可能性がゼロではありません。

しかし、投稿者は「意図して変えた位置」が複数回にわたり元へ戻されるのを確認しており、単純な記憶違いだけでは説明しづらいという点も指摘されています。

― 日常の中に潜むグリッチ ―


私たちの日常でも、似たような経験をした人は少なくありません。

「確かに動かしたはずの調味料が、元の場所に戻っている」
「置き替えた覚えのない配置が“いつもの並び”になっている」

みなさんの中にも、そんな違和感を感じた方はいませんか?

もしかするとそれは決して気のせいではなく、――世界の「ほころび」を垣間見た瞬間なのかもしれません。

[出典]
reddit

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2025年11月24日月曜日

第二次大戦中、米軍が本気で考えた ~ 秘密兵器「オペレーション・ファンタジア」


■第二次大戦中、米軍が本気で考えた ~ 秘密兵器「オペレーション・ファンタジア」

「いくらなんでも、日本人をバカにしすぎだろっ!」

第二次世界大戦――
世界が狂気に包まれていたその最中、アメリカは「妖怪」を兵器にしようとしていました。

その名も、オペレーション・ファンタジア (Operation Fantasia)。
目的は、日本人の心に「超自然的な恐怖」を植えつけ、戦意を喪失させること。
つまり――人を倒すかわりに、妖怪で心を折る作戦だったのです。

― 戦時が生んだ「狂気の発想」 ―


この奇妙な計画を立案したのは、CIAの前身、OSS (戦略情報局)。
心理戦を担当していた彼らは、文化的な偏見に基づいてこう信じていました。

「日本人はキツネの妖怪――『妖狐 (ようこ)』を恐れている。」

そこで出てきたのが、ひとりの心理戦専門家の一言です。

「キツネを光らせて放てば、妖怪の呪いと思うだろう」

――それが、悪夢の始まりでした。

― 放射性塗料で染められた命 ―


OSSの科学班は、キツネを捕獲し、体毛に蛍光塗料や、なんと放射性物質を塗布。
暗闇でぼんやりと光る「幽霊狐」を生み出そうとしました。

夜の山村に青白い影が現れたら、人々は恐怖に陥る――
そう信じていたのです。

実際、アメリカ・ワシントンD.C.のロッククリーク公園では、試験的に30匹のキツネが放たれ、夜の散歩者たちを恐怖に陥れたといいます。

しかし、現実は残酷でした。

キツネたちは光に怯え、錯乱し、互いを噛み合いながら暴れ回ります。
やがて放射性塗料は毛皮を蝕み、彼らの命を奪っていきました。

「秘密兵器」は日本人の心を折る前に、それを作ったアメリカ人たちの良心を蝕んでいったのです。

― 文化の誤読が生んだ「怪物」 ―


この作戦の根底にあったのは、日本文化の完全なる誤読、そして傲慢でした。
アメリカの諜報機関は「日本人は妖怪を恐れる」と信じて疑わなかったのです。

しかし、実際の日本ではキツネは恐怖と神聖さ、そして知恵の象徴でもあります。

つまり、彼らは「妖怪」という存在の意味を理解しないまま、科学の力で「恐怖」だけを再現しようとしたのです。

――皮肉にも、その発想こそが「人間が作り出した妖怪」でした。

― そして、作戦は闇に消えた ―


その期待に反し「幽霊狐」を見て驚いたのはロッククリーク公園にいた一握りのアメリカ国民だけでした。

結局、実験は失敗に終わり、戦局も変化。
「光るキツネ作戦」は一度も実行されないまま、資料の山に埋もれていきました。

報告書の最後には、こう記されています。

"This problem of Fantasia has been mercifully completed."
(この問題――ファンタジア作戦は、幸いにも終結した。)

キツネたちは人知れず光を失い、歴史の闇に消えていきました。

(参照サイト)

UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)