2019年11月19日火曜日

山中に生息するタコ ~ タコスッポンタケ

(image credit by YouTube "Kris Van de Sande")

■タコスッポンタケ

学名クラスルス・アルケリ (Clathrus archeri)、英名はオクトパス・スティンクホーン (octopus stinkhorn) やデビルズ・フィンガーズ (devil's fingers, 「悪魔の指」) と呼ばれる菌類。

和名は分かりませんが、一般的にオクトパス・スティンクホーンを直訳したタコスッポンタケといわれているようです。

幼菌は白っぽくほぼ球体であることから、まるでなにかの卵のような姿をしており、この「卵」の殻を破ってタコの腕を思わせる柄が成長する姿は、巨大な卵からタコが誕生しているように映ります。

タコの腕にはヌルヌルベタベタの黒い粘液が絡み付いており、これがタコの吸盤を彷彿とさせることから、よりリアルなタコの腕になります。

(image credit by YouTube "Kris Van de Sande")

そしてこの粘液こそ 「stinkhorn, (「悪臭を放つ角」の意)」 という名の由来で、腐った肉のような強烈な臭いを放ちます。

この粘液に誘引されてハエなどの昆虫が集まり粘液を食べます。

その際にからだに付いた胞子が昆虫たちの飛翔により広範囲に分散されるというわけです。

ちなみに毒はなく、幼菌 (卵の形のとき) 時は食用可能とのことですが、一般的にあまり美味しくないといい、一部の地域で「珍味」として食されているようです。

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