■テキサス州に現れた砂漠のヘビ ~ サンドドラゴン
現在、日本のUMA本でのみ確認できるUMA、サンドドラゴン (Sand dragon)。
アメリカ、テキサス州オースティン (Austin) 近郊で目撃されたとするヘビに似たUMAで、オースティン自体は実在する大きな都市です。
現地では違う名前なのだろうと思いながら探しているものの未だに発見できず。
おそらくは元ネタの記事が削除されてしまい無くなってしまったのでしょう。
現在は日本での未確認できるため、そのうちヘタすると逆輸入でアメリカのサイトにも登場するかもしれません。
本場であるはずの現地の情報が見つからないことから、日本のUMA本等の説明及び写真に頼るしかありません。
サンドドラゴンは以前から地元では知られた存在であり、体長は6メートル以上、家畜を襲うなど近隣の住民を困らせる存在であったといいます。
その伝説上の生物が、2003年暮れに地元の匿名の人物により写真撮影に成功、現在日本で出回っているサンドドラゴンの写真はその時に撮影されたものでしょう。
興味のある方は「テキサス、サンドドラゴン」等で画像検索すれば簡単に見つかるので確認してください。
写真から判断するに、サンドドラゴンの特徴は爬虫類の体の構造上ありえない、体を細かく上下に波打たせシャクトリムシのように前進するというものです。
内骨格を持たないシャクトリムシですらこれほど細かく体を波打たせることは不可能で、脊椎の構造上、これがヘビのような体に進化した未知の哺乳類だとしてもあまりに柔軟過ぎます。
そういうわけで写真自体は到底信じ難く高確率でフェイクでしょう。
写真がフェイクの可能性が高いからといって、その生物が存在しないとは限りません、単にその写真がフェイクというだけです。
ただ現時点で本国アメリカですら元ネタが発見できないとなると、もはやおじいさん、おばあさんの語り手により細々と伝えられるごく狭いエリアでの民間伝承 (もしくは昔話) レベルと思われ (ヘタすると捏造)、元々存在する確率が厳しいUMAの中でもかなり苦しい存在です。
無理やりこじつけで存在させるとしたら無脊椎動物、例えばナメクジのような腹足類であったりコウガイビルのような扁形動物が巨大化したものを候補として挙げておきましょう。
これだけマイナーでありながら日本の食玩を代表するチョコエッグでフィギュア化されているのは驚きです。
但し、フィギュアは写真のサンドドラゴンのようなシャクトリムシ状ではなく、トカゲに似た爬虫類タイプで造形されています。
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このヘビの写真を見てみたんですけど、巨大なコブラみたいな感じがしました。
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